マイホーム予算診断は必要?みんなはどうしてる?

女性がパソコンを開いて診断結果を説明している

「マイホーム購入の予算をどのように決めますか?」ほとんどの方は、これから払っていけるであろう家賃との比較のはずです。実際その方法は間違っていません。

ですが一方で、予算を設定する上で本格的にプロの教えをこう人たちもいます。こういった方々はファイナンシャルプランナー(FP)に相談して、マイホーム購入の予算診断(シミュレーション)を洗いざらいしてもらい、予算を設定します。最も堅実な方法かもしれません。

一般的には不動産会社やハウスメーカー、銀行などにそれとなく相談したり、ネットで調べて決めていくという夫婦のほうが多いです。

そこで今回は、「マイホーム購入において予算診断は必要なのか?」についてです。

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マイホーム予算診断をしない人が大多数

「マイホームの予算はどのように決めればいいのか?」というところで、ネット検索をしていくと、ファイナンシャルプランナー(FP)による、マイホーム予算診断(シミュレーション)関連のサイトが出現します。プロに適切な予算を決めてもらうということです。

ですが、最も大切なことは夫婦での話し合いに限ります。もしも二人で予算設定に自身がなければ、第三者の意見を求めるという意味で、FPに相談するというのもいいかもしれません。実際、FPに予算について意見を求めるのは少数派です(より適切で深いアドバイスをもらえるのは間違いありませんが)。

あくまで、マイホーム予算については居住費に対する支出の計算であり、生活エリアにおける家賃に対する相対効果で決めれば間違いはないと考えています。「FPに必ず予算診断をしてもらうべきである」とは思いません。

不動産会社やハウスメーカーからもらう資金計画表の類のものや、ネットでできるシミュレーションなどでも、今後の住宅ローン支払い額については把握することが可能です。現在の家賃から、あまりにもかけ離れた支払い額になる住宅ローンを組む夫婦は、そうそういないはずです。

 

話の流れからいうと逆接的にはなってしまうのですが、ここで、「マイホーム予算診断に助けられた」という、ある夫婦の体験談をご紹介します。

 

体験談:マイホーム予算診断で現実を知る。「まだ早かった」

福岡県30代主婦

私たち家族は今から4年前に長男が2歳を迎えた頃にマイホームの購入を検討し始めました。その時のハウスメーカーでの失敗体験をお話しします。

 

週末にイベントが開催されている住宅展示場に行った時の話です。スタンプラリーに参加していたので本当に見るだけのつもりで、ある有名ハウスメーカーの展示場に入り、販売員の方にお話を聞くうちに、間取りが決まっているプランなら、土地代込み3,000万円で家を建てることができるとのお話を聞きました。

そのハウスメーカーで注文住宅を建てると、通常3,500万円は予算がかかります。私たち夫婦は、予算的に有名ハウスメーカーの家に住めるなんて思ってもいなかったので、一気に舞い上がりました。その日のうちに銀行に事前審査をしてもらうことに決まりました。

無事に審査が通り、月々8万円の返済で契約する方向で話が進みました。

 

予算診断をすると貯金ができない事実が判明

ある時、住まいの近くで地元工務店の完成見学会が開かれていたので立ち寄ってみました。そこで工務店の方に家を建てる予算をどうやって決めたか聞かれ、私は、「雑誌を見て年収から予算は3,000万円くらいと決めている」と話しました。

「一度予算診断をしましょう」と言われ、その結果、私たちの建てることができる家の予算は2,600万円でした。これは、月々の支払いをして、貯金もできる支払い可能額です。3,000万円の住宅ローンを組んでしまうと、月々の貯金ができない状態でした。

 

10年後には修繕費も必要になる

工務店の方はとても親切で、「家を建てても10年後には修繕費が必要で、そのお金は自分で貯金しないといけないよ。頭金で貯金がなくなるのも避けよう」と教えてくれました。

その工務店で家を建てるにしても「家計を見直して貯金を貯めてから、3年後くらいを目指してゆっくり考えましょう」と言われ、今思うと当たり前のことですが、当時の私たちはそんなことにも気づいていなかったので、そこで冷静になることができました。

 

そして、ハウスメーカーでの契約を断ることにしました。私たちの勉強不足もありますが、修繕費の貯金のことなど一切教えてくれなかったことから、そのハウスメーカーを信頼できない気持ちになりました。

これから家を建てようという方には、住宅ローンが通る額=支払い可能額ではないことをよく注意してもらいたいです。家を販売するだけでなく、その後の生活の事まで考えてくれるところで家を建ててほしいです。

体験談おわり

 

マイホーム適正予算と借入可能額は別物

“適正”という言葉を使っていますが、マイホームの適正予算というのは家族それぞれです。ですが、「適正予算=住宅ローン借入可能額」と認識している家族は少し注意が必要かもしれません。

フラット35でいくら借りられるのか?』で年収別の借入可能額を確認できるのですが、これは適正予算ということではありません。

ある夫婦では、ご主人が住宅ローンを組み、奥さんも働いているかもしれませんし、ある夫婦では、ご主人だけが働いており、エリア的にも車所有が必須かもしれません。それぞれの夫婦で事情が異なる以上、適正予算というのも変化して当然です。

 

購入知識が乏しいならマイホーム予算診断は有効

不動産会社やハウスメーカーより提示の資金計画のシミュレーションをみて、物件価格が予算として適切かどうか夫婦でジャッジするという形で十分だと考えています。

しかし、今回の体験談のように突然準備なしでマイホーム購入の検討に入るような場面では、予算診断は非常に重要なものになってくることもわかります。『予算が決まっていない⇒住宅ローン借入可能額を予算とした』という考え方は、安易であり、結果的に予算診断に助けられた形です(予算診断の内容がどれほど専門的だったかは不明)。

マイホーム購入の事前知識が0に近い状況で物件を検討するのであれば、予算診断は有効であると言えます。

 

まとめ

「マイホーム購入の予算診断は必要かどうか?」についての内容でした。今回のポイントをまとめておきます。

  • FPによる予算診断は手堅い方法
  • 予算診断をしない夫婦が大多数
  • 購入準備を一切していない段階では予算診断は有効
  • マイホーム予算≠住宅ローン借入可能額

未来の家族構成や生活スタイルを確実に予測することは不可能です。そんな中でも、購入・賃貸を問わず、マイホームに対する支出については、遅かれ早かれ人生設計に盛り込んでいく必要がある項目に該当します。

今回の結論としては、「マイホーム予算診断は必須ではないが、購入知識0の状態で「買うかどうか」決断しなければならない状況であれば必要」とします。

 

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