【仰天】築2年、家が傾いてる!?原因は地盤と杭!?~網戸の閉まりが悪くて気がついた~

傾いて転がった家

注文住宅あるいは建売住宅を購入される方へ。「家が傾く」ということを想像できるでしょうか?

地盤が弱い土地に適切な杭打ちをせずに、虚偽の報告をしてマンションが傾き、大問題になった横浜の事件は記憶に新しいところです。

そこで今回は、「注文宅を建て、2年後に家が傾いていることがわかった」という体験談のご紹介です。

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体験談:【築2年】家が傾いてる!?原因は地盤改良工事の杭打ち!?

神奈川県40代男性

妻の実家の隣に新築を建てました。地元の中堅の工務店に依頼し話は順調に進みローンも通り、あっと言う間に「我が家」が完成しました。

 

網戸の閉まりが悪い。家が傾いてる!?

築2年目の初夏にリビングの網戸の閉まりが悪くなり、サッシ屋さんに見に来てもらいました。サッシ屋さんが水平器を見ながら家が傾いているとの指摘を受けました。

サッシ屋さんは家の周りを水平器で測り始めました。更に西側の窓は歪んでるかも知れないと指摘し工務店に連絡した方がいいと言われ、慌てて電話をしました。

工務店の担当の現場監督は、あまり乗り気のない返事をしていました。

 

測量予定の日、担当の現場監督はレーザー測量器で測量を始めました。3台の測量器を使って計測した結果、建物東側を0センチとするなら西側の窓の所で4センチ沈んでる事が発覚しました。

流石に軽い感じの現場監督も「もっと詳しく調べて対応します」と言い一旦、事務所に帰って行った。

 

地盤調査報告書と地盤改良工事報告書の確認

工務店からの連絡を待つ間にやっておく事は、建築に関わった書類関係の確認である。クローゼットの奥から取り出し確認すべき書類は何だろうか?

それは建設前に行われた「地盤調査書」である。家を建築する前にその土地の地盤調査を行う。建築基準法でも定められています。

さて、「地盤調査報告書」なるもは工務店が依頼した専門会社が土地の地盤を調査するものです。どんな地質をしていて、固い層は何メートル下にあるのか?とかです。

これと突き合わせる書類は「鋼管杭工事報告書」です。これは「基礎工事」をどうやったか?という報告書です。(あまり、目を通さないでしょう?)

杭の本数、杭の長さ、設置間隔等を地図やボーリングに使う車両の仕様、人員、写真などです。(よく読むと細かい報告である)

注文住宅であれ建売住宅であれ、建物工事着工前に地盤調査をして、その結果で地盤改良工事が必要と判断されれば、杭打ちなどを行わなければいけません。杭打ちの工事を施工した会社の保証が付くこととなります。

 

地盤改良工事が適切に行われてないため家が傾いたのではないか?

地盤調査では固い層は14メートル下にあり、鋼管杭は14メートルは必要である。しかし、鋼管杭工事報告書では杭の長さは10メートルであった。

1本あたり4メートル足りない!これでは素人が見ても足りないのは一目瞭然です。これはどう言う事でしょうか?欠陥住宅ではないのでしょうか?

(※関連記事:地盤補強工事や基礎補強工事の問題点)

よく考えれば、すでに工務店が来てから1ヶ月経っていた…どうなっているかを工務店に電話したところ、「あっどうも!今、業者と打ち合わせをしてる最中です。」と言われ電話を切られた…

(いいのか?これで!欠陥住宅じゃないのか?)と言う気持ちが沸々と湧いてきた。その後、数回電話をしたが、適当にあしらわれた感もあり非常にストレスになった。

(どうにかしなければ…そうだ、弁護士に相談しよう)



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弁護士に相談

ネットで「欠陥住宅を扱う弁護士」を検索しても、あまり「この事務所だ!」とは、なかなか出てこない感じです。

やはり「相続や離婚」が多いようで、県庁所在地のある弁護士事務所で「住宅関連対応」とホームページに記載されているのを発見し、アポイントを取り1時間の面談をした。

 

いきなり、内容証明郵便を送るのではなく、配達記録郵便で送る。内容は、経過の報告(途中であれ、報告させる)今後の方針と対応、それと弁護士に相談した事も書き連ねた。

それを無視したら、内容証明郵便を送れば良いとの事、基本的には工務店に対応させるように促せば良い!

 

工務店は家が傾いた原因の手抜き工事を認めた

弁護士のアドバイス通りに「配達記録郵便」を送ったら、数日後、工務店から連絡があり、面会をする事に決定した。工務店の社長、現場監督が同席する事になりました。

工務店との話し合いで、こちらは、義理の父親に同席を依頼して始めた。

結論として、工務店はその手抜き工事を認めた。経費節減(利益を出すために)鋼管杭をわざと短くした事を認めて、補修工事をする事を約束した。それにかかる、外壁、壁紙等の破損した場合の工事も保証する。

これを書面にして、双方で捺印を押し、工事のスケジュールを決めました。

 

コンクリートミルクでの補修

地盤改良工事と言って、土の中に鉄のストロー(直径20センチぐらい)を刺して、コンクリートを流し込む作業です。この工事は専門の業者があり、工務店からの依頼で、やって来ました。

彼らも独自に地盤調査を行い状況を説明してくれました。これは特殊なコンクリートで、注入後、土壌の中で固まりながら、膨張する仕組みになっているそうです。

沈んだ部分がもちあがり、コンクリートが杭の下の部分の土壌を固めて沈みを止めるそうです。要するに、土の柔らかい地層を接着剤で固めると言うイメージです。

実際に工事に立ち会ったのですが、測量しながら注入して、家屋が浮揚するのがわかりました。工事は2日で無事終了です。外壁、配管、壁紙に亀裂が入りそれは工務店が補修した。

 

家が傾いてると思ったら確認、相談を

建売住宅、注文住宅にせよ、外観、広さ、間取り等が気になるのは当然です。しかし、見えない部分でこのような手抜き工事が行われていると、後からどうにもならないパターンになるかもしれませんね。

建築後って工務店さんって意外に対応が悪い話を聞きます。工務店からしてみれば、「後は自分達でお願いします」的な考えなのでしょうか?

私の住宅の場合、周辺の土壌は固く厚くて、私の家の土壌は柔らかい土地でした。工務店が地盤調査会社の報告書通りに鋼管杭を打てば、こんな事は起きなかったと思います。

何かあったら、まずは工務店もしくは不動産業者に連絡を、納得いかない対応なら、弁護士に相談しましょう。

体験談おわり

地盤改良工事を行っていた場合は、引き渡しの時に報告書を受け取ります。施工した会社名が記載されていますので、そちらに問い合わせをしてもいいと思います。

 

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瑕疵担保保険の加入も義務化されており基本的に家が傾くことはあり得ない?

現在は注文住宅であればハウスメーカーが、建売住宅であれば売主が第三者保険である瑕疵担保保険の加入が義務化されており、その保険機関へ当然地盤工事の施工報告書を提出しています。

どういった工事を施したかを保険機関は確認し、「合格」であることが条件です(当然、合格できる施工をします)。

今回のケースや世を騒がしたニュースのようなケースでは、杭打ちに関していわゆる“偽装報告”をしたということに他なりません。あってはならないことです。

(※保証に関する補足記事:新築戸建の10年保証について)

 

まとめ

築2年にも関わらず家が傾いていたという体験談でした。今回のポイントをまとめておきます。

家の傾き
  • 網戸の開け閉めの悪さから原因発見に繋がった
  • 適切な鋼管杭の施工がされていなかった(地盤改良工事)
  • 弁護士に相談し、工務店に対応してもらうことでまとまった
  • コンクリートミルクでの補修
  • 家の傾きが発覚したら、不動産会社・工務店(ハウスメーカー)・地盤改良工事施工会社にまず相談を

 

関連記事:地盤沈下の補修をするはめに。不動産会社に昔は水田と聞いてない



傾いて転がった家



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