大手4つのハウスメーカーを実際に特徴・工法・坪単価で比較!

我が家では、注文住宅を建てる際、各社のモデルハウスに足を運ぶことからスタートしました。週末に住宅展示場をめぐっては、ハウスメーカーの営業マンの話を聞き、こちらの要望を伝え、カタログ等を持ち帰る…これを3、4回、繰り返しました。

ハウスメーカーを決めるまでに回ったモデルハウスは、12,13社でしょうか。中には本当にモデルハウスの内覧をするだけで、話を聞かずに通過したハウスメーカーもありますが、たくさん足を運ぶと、少しずつ各社の違いが見えてきます。

ここでは、私が足を運んだハウスメーカーさんの違いについて簡単にお話を進めていきたいと思います。

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4つのハウスメーカーを比較してみた

まずハウスメーカーを比較するにあたって、各社の特徴を捉えることが重要になります。一社だけ見ても、何が特徴なのか、どこが長所でどこが短所なのか見えてきませんが、何社も見ていくうちに、違いが明確に分かるようになります。

我が家で叶えたかったのは「収納力が多い」「花粉を取り入れない」「温かい」です。これらを叶えてくれるのは、「下野裏、小屋裏、納戸、ロフト等」「第一種機械換気」「全館空調」「床暖房」「断熱性能」などが使える・高い性能を誇るハウスメーカーという事になります。以上を踏まえて、比較をしていきましょう。

アキュラホーム

「大収納がある家」がセールスポイントです。1階と2階の間に設ける「大収納」は、2階の床面積の半分までの広さかつ天井高1.4m以下(地域による)であれば建築面積に含まれませんので、延べ床面積を増やさずに大きな収納空間を確保することができます。

ロフトや小屋裏収納なども天井高が1.4m以下であると延床面積には含まれません。(各地域でも異なるため要確認)

子供の遊びの空間にしても良し、シーズン家電等を収納するもよし、隠れ家スペースのように活用してもよし、使い方は自由自在です。「1,000万円台から実現する自由設計の家」ということも掲げており、その価格帯も魅力的です。工法は、木造軸組み工法です。坪単価は30万円~50万円くらいです。

住友不動産

会社は有名ですが、戸建てのイメージはあまり持っていませんでした。リフォーム業界では「新築そっくりさん」でその名が広く知れ渡っています。これは営業マンが言っていたことですが、「住友不動産は、100点を取りに行く会社ではないんです。ただし、全てにおいて80点を出すことができる、非常にバランスが良い会社です」とのことです。

我が家の担当になった営業マンは外観へのこだわりが強く、「とにかくかっこ悪い家は建てたくない」ということをしょっちゅう口にしていました。建築実例に足を運んだ際、既に入居済みの施主さんから聞いた話ですが「我が家では、お友達が建てていたような一流メーカーでは手が届きませんでした。でも、住友不動産さんは、一流メーカーに負けない外観・内装なのに価格がそこまでは高くない。とっても満足しています」とのことです。

外観や内装のグレードの割には価格帯はそこまで高くありませんので、手が届きやすいのが選ばれる理由だと思います。2×4、2×6、木質パネル工法を採用しています。坪単価は50万円~60万円くらいです。

一条工務店

CM等は流していないためご存じない方も多いかもしれませんが、近年、建築棟数を増やしているようです。各社、戸建てを建てる際には建築現場に広告など、よろしく社名を掲げていますが、一条工務店が掲げるのは社名と、キャッチコピーです。

大きく「家は、性能」と掲げてある通り、特に気密性や断熱性において高い性能を誇っています。全館床暖房も有名で、居室だけでなく、廊下や浴室まで床暖房が敷かれるため、家全体が温かくヒートショックが起こりにくいことをうたい文句にしています。

また、その気密性・断熱性が一条工務店の「超ZEH」に繋がっています。太陽光発電は我が家でも勧められましたが、設置費用は必要なく、売電払い(13年ぐらいで返済できると言われました)ができるとのことでした。第一種換気を採用しているため、花粉、ハウスダストにも強いというのは何とも心強いです。

吹き付けにタイルを合わせたクラシカルな「セゾン」シリーズは木造軸組み工法、近代的な外観と性能が売りの「iシリーズ」は2×4工法を採用しています。

ちなみに、一条工務店の2×4工法は、3日で上棟するそうです。これはどういうことかというと、2×4工法の、『上棟(屋根がかかる)が遅い=その間に雨が降ったら床などが全て濡れてしまう』というデメリットとリスクを限りなく小さくしているという事になります。たまたま近所で建設現場を見ましたが、本当に、前日まで基礎しかなかったところが、あれよあれよというまに建物の形になっていて、驚かされました。

標準仕様が良質なためオプションの金額は抑えることができますが、坪単価は前述の2社よりお高めの55万円~70万円くらいです。

三井ホーム

言わずと知れた、2×4のトップハウスメーカーです。外観、内装共にハイセンスで、まず度肝を抜かれます。他の3社ではことあるごとに出てきた「標準仕様」という概念は無く、「坪単価」という概念も無いとは、営業マンの弁です。

外観では、建売で多用されるサイディングでは無く、吹き付けを採用しており、吹き付けならではのアーチを取り入れた洋館風の建物等、多彩なデザインを得意としています。

「町中モデル」という、リアルサイズのモデルハウスを見学に行きましたが、ステンドグラス(自社製なので割安)が入っていたり、ニッチ(飾り棚)が随所にあったり、室内にもかかわらず外壁に使うような凹凸のある壁材がアクセントで入っていたり、とても洒落ていました。フローリング等の素材も、一味違う高級感があります。

また、各社のテクノロジーブックの「耐震」の項目でよく出てきた、耐力壁の「壁倍率」について質問したところ、「三井ホームの建物は、窓が入る部分等を除いたすべての壁が耐力壁なんです」との、驚きの回答を得ました。それは即ち、建物の強度を上げるために、目に見えない部分に大量の木材を使用しているという事です。

また、モデルハウス内にエアコンが見当たらないと思ったら、「第一種換気と共に全館空調を採用しているため、個別空調は必要ありません」という、これまた驚きの回答です。もちろん、建物内の温度差はなく、こちらもヒートショックの心配は無用です。さすがはトップメーカー、お医者様がこぞって三井ホームを建てるのも頷けます。

その代わり、もちろん価格も性能に反映されており、坪単価は55万円~80万円くらいです。

4つのハウスメーカーを比較して思う正直な感想

上記4社、それぞれモデルハウスと建築実例を見学させてもらいましたが、正直、モデルハウスでは各社の違いは見えにくいです。しかし、建築実例を見ていくと、違いが顕著に分かりました正直、価格が安ければ安いだけ、随所に安っぽさが見受けられ、価格が高いものは高いなりに、非の打ちどころがほとんどない建物のように感じました。

こればっかりはお財布との相談もありますので、何とも言い難いところですが、値段は嘘をつかないというのは、正直な感想です。値段の違いが何百万あるいは何千万という話なのですから、当然というべきなのかなんなのか、感じ方は人それぞれとしか申し上げられません。

 

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まとめ

上記のメーカーはほんの一握りにすぎませんが、特徴から工法から、ふたを開ければ大きく異なります。これは、本当にモデルハウスだけを見ていてもわからないことです

ハウスメーカーの営業マンに話を聞いていくと、初めは「なんでもできますよ」と言っていた営業マンが、「それはオプションになります」とか「当社では提携している設備会社しか選べません」等言われました。

あまり言いたくありませんが、安ければ安いほど、設計においても、設備においても、自由度は狭まります。坪単価を下げたいがために、真四角の家を勧めてきたり、何度言っても2階建のプランしか出してこなかったりしました。

担当になったハウスメーカーの営業マンにもよるかもしれませんが、本当に夢を叶えてくれるのかそうでないか、最終的にはその見極めも非常に重要な要素だと思います。

神奈川県 女性





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