ローン特約の注意点。「転職・退職・借入・虚偽申告」

開いたノートと3本のペン

マイホーム購入ではほとんどの人が住宅ローンを使いますが、契約後に住宅ローン審査に通らなかった場合はどうなるかご存知でしょうか?

その場合はローン特約というもののおかげで、白紙解約できることになります。

このシステムは買う人(買主)を守るためにあるのですが、実は注意しなければいけないことがあります。

それは自己都合で転職・退職・借入(借金)・虚偽申告をした場合は認められないということです。かなり重要な問題なので、ここで一つ理解しておいて下さい。

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ローン特約(融資利用の特約)とは?

まずはローン特約についてです。契約書では「融資利用の特約」とも呼ばれます。

内容を簡単に言うと、「契約後に住宅ローン審査に通らなかった場合は白紙解約ができる」というものです。

いわゆる買主保護(買う人の保護)のためについている“特約”となり、一般の人が住宅ローンを利用してマイホームを買う時には必ずついてくるものです。

 

それでは、このローン特約についての守るべき注意点をあげていきます。

注意点①:自己都合で転職・退職はNG

契約前には売主に対して申し込みをします。※申し込みについては購入申込書・買付証明書とは?を参考下さい。

この時に、勤務先・勤続年数・年収の記載します。その内容を売主側(売る人側)も当然みています。売主側に仲介業者がいればもちろんチェックしております。

そして、「住宅ローンが大丈夫そう」ということで契約することになります。もちろん、100%通るかどうかは審査をしてみないとわかりませんが。

ここでもし、「住宅ローンが難しそう」であったり、大手仲介業者が間に入っていたりした場合は、契約前に事前審査をして、通った後に契約に臨むことになります。※住宅ローン事前審査とは?も参考下さい。

 

事前審査をしていようが、していまいが、契約をしたとします。事前審査をしていた場合は契約後に本審査へ進みます。していなかった場合は事前審査⇒本審査と進みます。

もしここで、「自己都合で転職や退職をしてしまった場合はどうなるでしょうか?」。当然、住宅ローン審査に落ちます。この場合は、ローン特約は原則適用されません。自己都合での転職や退職だからです。

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注意点②:契約後の借入もNG

また、契約後に新しく借入をした場合はどうでしょうか?借入というのは、車のローンやキャッシング、分割払い、リボ払いなども含みます。

住宅ローン以外で借入をしてしまうと、住宅ローンの借入可能額は大きく減額されてしまいます。そのあたりは詳しく、リボ払いの住宅ローン審査への影響。借入可能額はどれだけ減る?でも解説しましたので参考下さい。

こういったことが原因で住宅ローン審査に通らなくなった場合はどうなのか?この場合もローン特約は原則適用されません。

注意点③:年収・借入の虚偽申告もNG

では、購入申込書の勤務先や勤続年数、年収を売主に対して虚偽申告していた場合はどうでしょうか?この場合も、ローン特約は原則適応できないはずです。

売主は購入申込書の内容をみて「契約しましょう」と判断しました。つまり前提条件として、「住宅ローンは大丈夫そうだな」というのがあるということです。

ですが、後になって「内容は嘘でした。住宅ローンが通りません」は通用しません。こうなると、裁判になってしまう可能性もありますので、こういった虚偽申告は絶対にやめましょう。自分の首を絞めるだけです。

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違約金は最大で物件価格の20%

以上のような転職・退職・借入・虚偽申告などをしてしまった場合は、原則ローン特約が適用されません。では、契約書的にはどういった措置が講じられるのかというと、違約金を払うことになる可能性が高いです。

違約金は物件価格の20%までの範囲で契約書に盛り込めることとなっており、10%か20%の違約金を設定して契約を結ぶことがほとんどです。

最悪の場合はこれらの違約金を払うことになってしまいます。あるいは売主から訴えられ裁判になってしまう可能性もあります。

不動産の契約を解約するというのは簡単なことではありません。参考までにリストラされ不動産売買契約を解約。一筋縄ではいかなかった  でも一例を紹介しています。

 

まとめ

ローン特約の注意点でもあり、住宅ローンを借りるうえでの注意点でもある内容でした。

最後に内容をまとめておきます。

まとめ
  • 自己都合で転職や退職をするのはいけない
  • 契約後に借入(借金)をしてはいけない
  • 年収や借入の虚偽申告をしてはいけない
  • 自己都合の解約の場合は違約金の支払いを命ぜられる可能性大

最悪の場合、違約金は物件価格の最大20%にまでのぼります。くれぐれもマイホーム契約後のうかつな行動にはご注意下さい。

 

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