【住宅ローンが払えない体験談】原因から学ぶ

ビル群を背景に下降線の赤い矢印

住宅ローン払えなくなるというのは、誰しも体験したくないものであることは間違いありません。

単純に月々の支払額という表面的なところだけで購入決断をする前に、リスクについて把握しておいて損はありません。

 

【体験談】リーマンショックのあおりを受け、住宅ローンが払えない…(神奈川県30代男性・2007年に新築マンション購入)

 

場所は東京圏に東横線1本で行ける東急東横線の新丸子駅徒歩5分圏内にあるマンションでした。

家を買おうと考えたのは友人が結婚を機にマンションを買ったというのが大きかったです。

彼とは小学生以来からの友人で、高校、大学は別だったのですが、年賀状や小学校中学も同じ学区だったことから頻繁に遊んだりしてしました。

 

そんな彼が結婚をしたときも驚きましたが、それ以上にマイホームのマンションを買ったのが驚きでした。

マンション価格は教えてくれなかったのですが、家を買うというのはとても大きなことで、私の知っている友人がそんな遠くまで行ってしまったのかと思うと同時に、その友人でも家を買えたのだから私も家を買えるのではと漠然と思ったのがその時でした。

というのも、家を買うにはそれ相応の資産や年収が必要だと思っていたのですが、彼も私も同じくらいの収入、大体400万円くらいだったからです。

なんだか急に家を買うという高家の敷居が低くなったようなそんな錯覚を覚えたのです。

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2,800万円の新築マンションを購入

その後、本格的にマイホーム購入に向けて動き始めました。不動産業者が主催するセミナーに参加したり、雑誌を読んだりしました。

それによると東京圏は高くなりすぎており、手が届かないとのことから東京周辺の都道府県を探し始めました。

実家からも近いし、東京から近いということで、これからの資産価値も上がる可能性があると言われているのが新丸子駅周辺のマンションでした。

その後は内見を済ませて購入するまではあっという間でした。

 

住宅ローン審査で難色を示されるのかなと思っていましたが、不動産業者の方が銀行に口を利いてくださったということで、住宅ローンについても通りやすかったのだとか。

結局、自己資金300万円、住宅ローン2,500万円、金利1.5%、返済期間35年を組み、2LDKマンションを2,800万円で購入したのです。

月々の支払いは76,546円、家を買う前は賃貸のアパートに住んでいましたが6万円ほどだったので、1万円くらいがんばれば何とかなると思っていたのです。

今にして思えば、まったく浅はかだったというほかありません。

 

リーマンショック。任意売却へ

それから2年間は順調でした。しかし、大きな激変が起きました。そう、世に言うリーマンショックです。

私の年収は大きく減りました。手取りで18万円くらいでしたので。大学時代にこさえてしまった借金もあり、日に日に返済がきつくなり3ヶ月ほど滞納してしまったのです。

その後、銀行からの通知は残酷でした。借金の一括返済か家を売ることを提案してきたのです。

当然、一括返済する資金はなく、といって親に相談したのですが、とても出せる金額ではなかったのでとても悔しかったのですが家を売ることを決めました。

 

家を売るということもはじめてのことでどうしてよいか分からなかったのですが、任意売却のほうが高く売るということで応じました。

買うときは2,800万円もしたマンションでしたが売ったときには経済危機によって不動産価格も下がっていたせいか1,800万円にしかならず、約500万円の住宅ローンが残り、今も払い続けています。

マイホームを任意売却。親の住む家を競売へ。

 

住宅ローンの支払いをあなどるなかれ

住宅ローンは長期ローンのため、月々の支払いは少なく感じるかもしれません。しかし、35年の間には何があるか分かりません。

もし、マイホームを購入するのであれば自己資金をできるだけ多くいれて、極力ローンを少なくすることがいいのかなと今となっては思います。

マイホームというと自分の家というイメージが強いですが、本当に自分の家になるのは住宅ローンを支払い終えた後です。

マイホームを購入する際のとても大事なポイントだと思います。

 

【体験談】父と自分の闘病生活が原因で住宅ローンが払えない状況に(北海道40代男性)

観光地から車で20分ほど、海岸沿いの家です。

もうだいぶ昔のことで記憶が薄れている部分もありますが、今住んでいる家を購入するきっかけとなったのは、父に相談を持ち掛けられたのが事の始まりでした。

私が社会人となり5年。住宅金融公庫から2300万を借り入れ、新規住宅を土地付きで購入しました。

初めのうちは、新規の家に住むあこがれから、心に負担はありませんでした。

その時はまだ20代でしたし、若かったですから。

ですが、毎月の支払いやボーナス払いが2年、3年と続くにつれ、将来的な不安を隠すことはできませんでした。

 

時間は流れ、10年以上もたつと、契約の時の内容も当然忘れてしまいます。

記憶もすっかりうすれて、15年。16年目に差し掛かった時のこと。

契約が次の段階へ自動的に移行し、毎月の支払の金額も自動的に変更になりました。

この時から毎月の支払額が変わったのですが、初めは突然の請求額の変更に、何が起こったのかわかりませんでした。

親が血相を変えて「金がない金がない」言うばかりで、問題の解決に対して向き合おうとはしませんでした。

毎月の支払いに滞りが強まりました。

 

というのも、災難は続くもので、この時、他界したばかりの父の借金が見つかったことと、世帯主となっている私自身が体を壊して会社を退社し、闘病生活をしていた時期だったこと。

この2つが重なってしまったために、支払いの継続に強い不安、懸念を持たざるをえなくなってしまいました。

私の闘病は過労と抑うつ状態で、精神的につらい時期でしたが、現実から逃れる術はありませんでした。

 

今にして思うと、色んなことを考え直さなければならないことを痛感した時期でした。

まず親や兄弟は相談を持ち掛けようにも、会話もままならないほど、家庭環境は乱れていました。

自分が世帯主であるから、自分一人で解決するしかない。そんな現実状況でした。

どうすればそれらを対処できるかわからずに悩んでいた時、偶然ネットで見かけた弁護士の無料相談があり、それを見ながらその場で番号をたよりに電話をかけました。

弁護士の対応は正直、あっけらかんとするほど早く、話は簡単でした。

「世帯主であるなら住宅金融公庫か、融資を受けるときにかかわった銀行に相談に行けば、対処できる」という話でした。

それでも問題がある時は、また連絡をくださいと言われ、悩みをずっと抱えたままでいても何も進まないと思い、銀行に連絡を入れ相談予約を入れました。

 

銀行からは、本人であれば、あとは支払いの方法をどう変更するかを相談できる、というもので、予約日時を取ったのち、後日話し合いながら、住宅ローンの方法やボーナス払いなどを全廃させ、長期的のローンへの変更へと組み替える手続きを行いました。

結論として、家族に相談、協力は得られず自分一人で全てを行いました。

そのため、家に自分一人が住み続けることを考慮し、毎月一人でも支払いを続けられる金額で設定をしました。

支払額変更前は、毎月9万近く、ボーナス払いの7月と12月は20万を超える支払いで生活に負担を感じる状況でしたが、変更後は、月6万以下に押さえました。

残念ながら利息は増えて、支払い期間が変更前より長期的な支払いになってしまいましたが、ボーナス払いが無くなったことで、アパートを借りている程度の負担と変らない状態になり、日常の生活にも支障をきたすことは無くなりました。

支払いが長期化することに躊躇〈ちゅうちょ〉はしましたが、計算結果としては私が60代までには完済はできるようになりました。

 

この時感じたことは、家族でさえ助けにならないこともありますが、それでも行動を起こして行かなければ、物事はさらに深みにはまるということでした。

支払いや家族間で相談ができない場合は、直接、銀行や弁護士に相談してみることも、自分の悩みを消すためには十分役に立つと思いました。

 

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