どうなる住宅ローン変動金利!?金融業界30年の視点で今後を予想!(2017年12月)

変動金利で住宅ローンを組まれている方や、これから変動金利にしようか迷っている方が多いと思います。この先の金利の見通しはどうなのでしょうか、少し考えてみました。

スポンサーリンク

現在の金利環境のポイント

  • マイナス金利政策は、日銀の市場操作の最終手段であり、これ以上の低金利への誘導は考えにくい
  • マイナス金利政策の導入前より、日本は低金利政策を長期間継続してきた
  • マイナス金利政策は日本経済への副作用もあるため、これを長期間継続することは考えにくい。

金利情勢は今までと異なる状況

以下のとおり、現在の経済環境は過去と様子が異なります。したがって金利政策の変更も時間の問題になりつつあるかもしれません。

過去

  • 少し過去の低金利時代は、その背景に歴史的な円高などの構造不況があった
  • 子供の学校のクラスに失業者が普通にいた(40人学級で2人…失業率5%)
  • 株価が低迷(日経225が1万円未満だった)

現在

  • 極端な円高は一服
  • 企業業績も悪くない(SONYなど、代表的ジャパンブランドも復活)
  • 就職戦線も売り手市場
  • 株価も大幅に回復
  • 不足しているのは個人消費の力強さ
スポンサーリンク

金利引き上げの時期。多数意見は2019年頃

このように、金利の引き上げができる環境が整いつつあると思いますが、引き上げの時期は、この分野に詳しい識者でも予測が異なります。全体的には、2年後とか3年後と予測される方が多いようです。

先日の衆議院総選挙で安倍政権の継続が決定していますので、今すぐ経済政策が変更される可能性は低いと思われます。多くの識者が、2018年度の金利上昇は見込みにくいが、2019年以降は分からないと言っているのは、こうした事情もあると思われます。

変動金利で住宅ローンを組んでいる人が確認すべきこと

こうした中で、すでに変動金利で住宅ローンを組んでいる人にとって、今すぐ確認が必要なことを挙げてみました。

確認が必要なこと

  • 現在のローン契約の金利の変更ができるかどうか
  • 変更に際して、手数料はかかるのか
  • 窓口に行く必要があるのか

ネット系の銀行から借り入れた方は、手続きはネットでいつでもOK、手数料は無料という方が多いと思いますが、銀行によっては、変更ができないばかりか、再度審査が必要なところもあるそうです(特に、小規模な銀行や信用金庫などで借り入れをしたケース)。すぐに確認してください。

スポンサーリンク

住宅ローンの金利で注意すべきこと

その他の注意事項をご紹介します。

  • 金利が変更になるときには、金融機関の経営にも少なからず影響を与えている可能性があること。
  • 場合によっては、貸出しのスタンスが厳しくなり、審査基準が高くなる可能性もあること。
  • 自分の信用状態に変化がないか。
  • 転職を検討していたら、その前に住宅ローンの手続きを済ませる(転職後、数年は借り入れが難しくなる)
  • 勤務先の業績の見通しが良くなければ、迷わず手続きを行う。
  • 金利の上昇は急ピッチで進むことがあること。

今から20年以上前に金利が急上昇し、住宅ローン毎月の返済額を利息が上回る現象が発生しました。社会問題にもなりましたが、この時は、相場主導で金利が上昇し、日銀の金利操作も追いつかないぐらい急激なものでした。

また、金利固定期間付の住宅ローンは注意が必要と思います。固定期間満了時の金利動向で、新しい金利が決まりますが、必ずしも良いタイミングで満了時期を迎えられない可能性があります。途中で繰り上げ返済できる方なら話は別ですが、かなり注意すべきです。

例えば、35年の住宅ローンを10年固定金利で組んだとします。10年後に固定金利期間は終了。固定金利か変動金利を改めて選択することになります。

まとめ

変動型の住宅ローンは、金利上昇時に返済が大変になるからお薦めしない、というファイナンシャルプランナーの方も多くいらっしゃいます。しかし、借入時の金利が最も安いので、高額の借り入れを行っても、少ない利息(つまり、元本の返済に多く回せます)で、長期間の住宅ローンが組めることは大きな魅力です。残債が多い返済初期には、極めて効果的です。

したがって、金利の変更が簡単にできる住宅ローンでしたら変動でも悪くないと思います。ただし、金融機関の担当者任せにせず、経済環境をよく注視していくことが大前提になりますので、経済にあまり詳しくない方は、変動金利の選択には慎重になったほうが賢明です。

東京都 50代 男性



2つのブログランキングに参加中です


計画中ランキング
にほんブログ村 住まいブログ マイホーム計画中へ
にほんブログ村



スポンサーリンク