土地境界ブロック塀。売主と買主どっちの責任で直すもの?

少し痛んだブロック塀

土地の購入を検討している方へ。「土地の境界線上にたっているブロック塀が劣化して倒れそうな場合、売主と買主のどちらが責任を持って撤去すべきなのか?」ご存知でしょうか?

そこで今回は、不動産売買にあたり、「土地境界ブロック塀の処分は売主と買主どちら負担か?」についてです。体験談も交えて解説していきます。

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体験談:土地境界ブロック塀は売主が責任を持って整備するものでは?

山梨県50代男性

賃貸に住んでいましたが、いろいろと事情がありまして、意を決して家を建てようと考えて土地を探しました。大通りからちょっと奥まった狭い土地でしたが、通りが狭い為か、坪単価は、お安い土地でした。

車はバックしないと入って行けない袋小路で、建てる家の大きさによっては他に駐車場を借りなければならないかもしれません。

建築屋さんに相談したところ、セットバックが必要なのでやや道を広く使えるようになることが判り、車は何とかなりそうでした。そして、小さい家を建てることにしました。

なにせ、土地を買っても、希望した家が立てられなければ悲劇です。住宅ローンの組み方とか自己資金とか検討して、いよいよ「土地を買おう」という段階になって問題が起きました。



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土地境界ブロック塀がグラグラ

右隣の家との土地境界のブロック塀が一面にあり、古くて今にも倒れそうだったのです。下見に来た、家の建設を依頼している業者さんが気が付き、家の建設中に倒壊するかもしれないというものでした。

確かに、手で押しただけでぐらぐらしています。建設中に倒れなくても、完成後に倒れられたらそれはそれで困ります。この場合、「ブロック塀の撤去は誰が行うべきか」という話になりました。

まずはブロック塀の持ち主(売主)ですが、老朽化はしているものの、お金をかけてまで壊す気はない様です。土地の持ち主は、そのブロック塀が有る為に土地が売れなくても、それはそれで良いとの意見でした。

土地の持ち主と、買いたい私で折半という話をしましたが、ブロック塀を壊す為の負担をするのならば、売れなくても良いとのことでした。

市にも相談したのですが、結局は当人同士で話合うようにと言われただけで役には立ちませんでした。

 

土地境界ブロック塀は倒壊。自己負担で撤去

やはり土地を売るのであれば、買う人が買えるように整備しておくのが筋ではないかと思われました。不動産屋は困っていましたが、結局は「土地が必要な人が処分料を払うしかないのでは」という事になりました。

そんなこんなで交渉が続いている最中のある日、その土地境界にあるブロック塀は自然に倒壊しました。私が買おうとしている土地側に倒れた訳ですが、家を建てる工事業者に依頼する形で、ブロックの残骸は私が撤去代を払うことで納まりました。釈然とはしませんが仕方がなかったといったところです。

土地の売買は境界問題など、その土地に隣接している方と思いがけずもめる場合もあるので、周辺にも気を配ることが大切だと感じました。

体験談おわり

体験談まとめ

土地境界ブロック塀が経年劣化していて、取り壊しが必要であろうっ状況で、結果的には買主さん負担で撤去費用を負担する事となったという体験談でした。

 

結局、売主・買主どちらが土地境界ブロックを整備すべきなのか?

結論としては、買主が土地境界ブロックについては整備するのが普通です。今回の買主さんも「売主が土地境界ブロックについて整備するのが普通じゃないのか」ということを仰っていますが、不動産売買の取引ではそうではありません。

今回の売地は、体験談から読み解くところ、“現況有姿”を条件とする売地に該当します。つまり、見たままの状態で引き渡しをするのが条件ということです。よく、“古家あり”という条件の土地をみかけると思います。買主が引き渡し後に解体するということになりますが、土地境界ブロック塀に関しても同じことです。

今回の買主さんがおこなったように、「土地境界ブロック塀を売主さんの負担で撤去してほしい」というのは交渉となります。こういった希望がる場合は。不動産購入申込書(買付申込書)を書くさいに、購入希望条件として記載して交渉に臨みます。

そこで、売主さんより、「現況のままで」と返事があれば、交渉は決裂。「撤去します」と返事があれば、交渉成立となります。体験談の中にあった、市役所の「当人同士の話し合いでお願いします」というのはこういったことです。

 

土地を検討するにあたって

土地を探している人は、物件概要の欄をみて、「現況有姿」という項目があるかどうか確認しましょう。記載があれば、あるがままで購入することとなる物件です。土地境界ブロック塀を整備するのは自身の負担です。(もちろん、整備が必要ならということです)

「現況有姿」という記載が見当たらなくても、不動産会社の担当へ、「土地境界ブロックについてはそのままなのか?」ということを聞いてみるといいでしょう。教えてくれるはずです。

 

関連記事:土地の境界線に関する体験談2選。トラブルは避けよう



少し痛んだブロック塀



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