土地高低差40cmで深基礎工事費用が40万円かかった【痛い出費】

ノートとペンを持ち考え込む女性

高低差がある土地は深基礎工事が必要になるというのをご存じでしょうか?

もし知らないのであればここでしっかりと覚えておきましょう。なぜなら、深基礎工事は普通の基礎よりも“割高”だからです。

今回は、土地の高低差があることによる、マイホーム建築や外構工事への影響を体験談も交えて解説していきます。

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土地に高低差があると深基礎にしなければならない

住宅基礎工事段階の基礎

深基礎とは?

読んで字のごとく、「深い建物の基礎」であり、高さが通常より高い基礎です。

土地に高低差がなければ、フラットで全て1m以下の基礎が普通ですが、建物を水平にする必要があるため、高さを調整する必要が出てきます。これが深基礎工事が必要となる理由です。

 

通常よりコストがかかる

通常よりも材料が増え、手間もかかるため割高になります。建築にあたっては、事前にハウスメーカーに差額について確認しておきましょう。

 

ここで、土地の高低差が約40cmの土地を購入し、深基礎工事をおこなった方の体験談をご紹介します。

 

体験談:土地の高低差に気づかず。深基礎にして40万円。外構もイメージ通りにいかず

神奈川県30代女性

 

角地の土地に決定

ハウスメーカーで注文住宅を建てるために、開発分譲地内の土地を購入しました。全12区画の内の一角ですが、どこを購入するかに当たってはハウスメーカーや不動産屋を交え散々検討を重ねました。

土地の広さは30〜38坪、区画によって日照条件や間口、接道などの条件が大きく異なります。我が家が重視していたのは、土地の広さと日照条件、接道です。

12区画のうち、土地面積が35坪以上の区画は、5区画ありました。そのうち1区画は、売り出し時点で「成約済み」、1区画は38坪でしたが間口が3mの※不整形地でした。

※整形地=四角い形の土地。不整形地=四角い形をしていない土地(旗竿地など)

残る3区画に絞り、検討を開始しました。3区画とも南西道路に面しており、4mの道路を挟んだ向かい側は大きな駐車場の為、日当たり良好。ほぼ整形地で、間口は8m弱。

そのうちの1区画は、南西・北西の角地で、金額が100万円高い以外はほぼ同じ条件に思えました。土地の検討段階で、ハウスメーカーと仲介の不動産会社にどの区画が良いのか尋ねると、皆一様に、100万円高い角地を勧めてきます。

角地なら、断然間取りが考えやすく、日照も有利になるからです。玄関位置を南西側にするか北西側にするか選べるため、リビングなどを配置しやすいのです。

また、将来的に前面の駐車場がマンション等になったとしても、2面道路なら昼過ぎからの日照は期待できます。

先に土地が決まらないとハウスメーカーと契約できません。人気のエリアで、12区画が一つまた一つと成約済みになっていき、焦りもありました。悩みましたが、思い切って100万円高い角地を購入しました。

関連記事:マイホーム購入は500万円をケチるな!

 

土地の高低差があるため深基礎工事が必要

いざ購入してみて気づいたのですが、他の2区画に比べると、私達が購入した角地の区画は、敷地内で高低差がありました。隣の敷地とはフラットですが、北西の道路に向かって、道路と敷地が緩やかに傾斜しています。

よくよく見れば肉眼でも確認できる程度の差があり、ハウスメーカーの担当者に尋ねると、図面上では最大40cmほどの高低差があるとのこと。

そしてその高低差は、玄関ポーチとアプローチの計画に甚大な影響をもたらすのです。その時点で、ハウスメーカーは2社のどちらかにしようと決めていました。

そして、土地購入後の打ち合わせでは、両社、角地の間取りをプレゼンしてくれました。間取りは、私達の希望を汲み上げて、両社とも理想に近い間取りを出してきてくれました。

しかし、気になったのは玄関までのアプローチの計画です。計画では、2社ともアプローチの階段が4〜5段は必要になっていました。

そのため、アプローチにそこそこの距離と面積を確保しなければいけません。カースペースは道路とフラットにするため土のすき取りが必要になり、土の処分費用がかさみます。

さらに、カースペースの土をすき取った分、建物の基礎が露出してしまう為、『深基礎』と言って、通常よりも基礎を深めにしておかなければいけません。

深基礎の費用は40万円。高低差が無ければ必要のない、手痛い出費です。

 

リビングの掃出し窓の前に、植木と芝生でちょっとした庭を造りたいと話したら、庭部分はリビングから降りられるよう土を盛った状態にしなければならず、カースペースとは40cmの高低差が出ると言われました。

間取りには満足していますが、高低差によって庭の計画、外構計画は狂わされっぱなしです。

 

土地の高低差について事前に知りたかった

他の区画はほぼ高低差が無い為、ポーチの下に階段が一段、もしくはポーチのみで済んでいます。もちろん、カースペースも庭も全てフラットです。

角地を選んだのは私達ですが…「もっと早く高低差の違いに気づいていたら」と、ついつい考えてしまいます。2面道路の区画も限られていたし、結果的にはその土地を選んだであろうとは思いますが…。

図面だけでなく現地をよく見て、ハウスメーカーや仲介会社に突っ込んだ話をたくさん聞いておくべきだったと反省しています。

体験談おわり

 

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土地の高低差はデメリットばかりではない

ここまでの内容だと「高低差があるとデメリットが多いから、フラットの土地にしよう」と思ってしまうかもしれません。ですが、メリットもあります。

代表的なものは、建物の下が車庫になっている家をみることがあると思います。今回のように40cmの高低差では車が入る高さを確保できませんが、車が入る程の高低差を確保できると、建物の下に車庫を取ることができます。

シャッターを設置すればガレージとしての利用も可能。建物に対してよっぽど大きくない限りは、車庫部分は延床面積に参入されず、上の建物も土地に対して規制の最大の大きさまで建築が可能です。

車庫部分は鉄筋コンクリ―ト(RC)で作る必要がありコストはかかりますが、ガレージ希望、倉庫が必要な人にとっては、土地の高低差を有効利用することが可能となります。

 

まとめ

高低差がある土地では深基礎工事が必要になるという内容でした。今回のポイントをまとめておきます。

  • 【体験談】約40cmの高低差で約40万円の深基礎工事費用がかかった
  • 深基礎工事は通常よりもコスト高
  • 高低差により外構工事にも影響が出る
  • 高低差を利用して、家の下を車庫や倉庫にできたりもする

体験談から読み解けるように、わずか40cmの高低差でも約40万円の出費がかかったり、外構にも影響が出たりと、資金計画やマイホーム外観のイメージに影響が出てくる土地の高低差。

土地を検討する上で知っておくべき知識であることは間違いありません。

 






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