旗竿地はやめたほうがいいという親の反対を押し切ったものの後悔。安いというだけでの決断の代償

「売地」と書かれたやや荒れ果てた山の土地

【体験談】親に旗竿地だからやめたほうがいいと言われたが、予算内で信頼できる営業マンからの提案だったから購入。そして後悔…

愛知県30代女性

2010年に注文住宅を建築

 

結婚した当時は会社の社宅に住んでいた私たち(当時20代後半)。

社宅に住めるのも10年だし、いつかはマイホームをと考えていました。

しかし、まだ若かったこともあり年収は低くかったのに、人気のエリアは坪40万円越え程の土地ばかりで私たちには手が出せず困っていました。

周りの友人は、両親からの援助や土地を譲り受けたりして理想のマイホームを手に入れ始めていて、うらやましい気持ちと焦りが出始めていました。

とにかく何か行動を起こそうと、近くのハウジングセンターに通いましたが、ハウジングセンターにあるハウスメーカーは超大手ばかりで、私たちにはとても無理だと思いました。

 

予算にあうハウスメーカー発見!営業マンも信頼できる

そんな中、久しぶりに会った友人が人気のエリアからだいぶ離れた場所に土地を購入し、マイホームを建てた話を聞きました。

注文住宅なのに、土地と建物を合わせた金額が私たち夫婦の理想の金額だったのでとても驚き、私たちもすぐにその友人が建てたハウスメーカーを訪ねることにしました。

そのハウスメーカーは超大手ではないものの、誰もが聞いたことはあるようなメーカーでした(当時有名女優を使ってCMもしていました)ので、その点は安心でした。

友人の担当営業マンを紹介してもらっていたので、対応も丁寧で、今までいろいろなハウスメーカーをまわった中でも、質問に対する受け答えが明確で、『この人なら』と思えるような営業マンでした。

私たちの年収や、希望エリア、希望の金額を伝えてその日は帰宅しました。(金額のこともあり、土地の広さはあまり重視していませんでした)

 

予算に合う土地(旗竿地)との出会い⇒契約したい

それからしばらくして担当営業マンから、希望エリアでしかも注文住宅を建てても予算内に収まりそうな土地が出てきました。と連絡がありました。

すぐにその土地を見に行くと、造成済みの綺麗な土地がありました。

そこはそのハウスメーカーが売りに出している土地で、旗竿地と言われる土地でした。

それにその土地までは大通りからとても狭い道を入ってこないといけないのですが、その時は現地まで徒歩で見に行ったので、道路の狭さをあまり感じませんでした。

その土地を見て、私たちは希望エリアと希望の金額だったのですぐに契約したいと思ってしまったのです。

 

価格が安いということで購入へ

夫も私もすぐに両親に相談しましたが、心の中では2人ともこの土地を購入しようと決めていました。

両親からは、旗竿地ということで反対されましたが、予算がない私たちにはこの土地以上にいい土地はもう出てこないし、他の人に取られたくないという思いから、結局両親の反対を押し切って土地の契約をしてしまったのでした。

今思えば、金額だけが魅力的に思えてしまい、その他のことは後からどうにでもなるだろうという考えだったことが、この先何年もの間悩まされることになるとは全く考えていませんでした。

 

安いが“難あり”の土地だった。営業マンへの信頼もなくなる

旗竿地は、土地の値段が通常の相場より安いため人によっては魅力的ですし、とても満足されている方はたくさんいるかもしれませんが、私たちが購入した土地は奥にも住宅があり、旗竿の部分が奥の住宅と共有道路とされている土地でした。

そのためその共有道路の部分にも規約があり今でも苦労しています。

そのあたりもろくに確認せず、また旗竿の部分の広さも担当営業マンから聞いていた広さよりも実際には狭かったので、実際に家が出来上がったあとに、自分の自宅に車を駐車するのがとても大変だということが判明してしまったのです。

そのことを担当営業マンに問いただすと、店長と土地契約に詳しいとされる人が2人で我が家に来て、実際に担当営業マンから聞いていたことと違うことを証明できる契約書を持っているのかと聞かれ、担当営業マンが口頭で話した内容は証拠や契約書として残っていないので、こちらに責任はないと言われてしまったのです。

それ以来、あれだけ信頼していた担当営業マンからは一度の連絡が来なくなりました。

 

予算のみで判断するのであれば旗竿地はやめたほうがいいかもしれません。冷静な判断をして下さい

土地を購入する際、人それぞれその人なりの条件があると思います。我が家はその第一条件が金額でした。

しかし、土地はもう二度と変えることはできません。この先売却するにしても旗竿地という土地できっと希望の金額での売却は難しいでしょう。

確かに金額は大切ですが、一生そこに住み続けることを前提として、気持ちよく毎日我が家に帰ることができるのかを購入前に見極めることはとても重要です。

私たちも購入前に戻れるとしたら、両親の反対に素直に耳を傾けるべきだったと反省しています。やはり、当事者以外の他者の意見を聞くことは大切だと思います。

これから土地を購入される方は、焦って契約することのないよう、そして口頭で営業マンが言ったことを鵜呑みにしないように気を付けてほしいと思います。

旗竿地の路地上の部分の面積については、通常の整形地の土地よりも割安な相場となり、旗竿地全体の面積での価格は相場より当然安くなります。

 

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