土地のみの購入で住宅ローンは借りれない。建物とローンを一本化するのが前提条件

売地の看板が立った囲いをされた整形地のイラスト

不動産会社のslopeです。

今回は、「とりあえず土地だけで住宅ローンを組みたいのですが?」という質問について一般的な回答をさせて頂きます。

まず、結論としては「土地のみでは住宅ローンは原則組めません。あくまで住宅に対してのローンです」となります。

つまり、建物ありきで、土地+建物に対して住宅ローンを借りることができるということです。

結論は出ましたが、もう少し解説していきます。

土地のみを買いたい

土地探しをというのは非常に大変なもので、理想の土地に巡り会うまでに結構な時間を費やす方も多いです。

長期的に探している人も多く、2、3年かけてようやく希望のマイホームを実現できる土地に巡りあう家族もいるものです。

ある具体例の紹介です。

奥様の実家近辺で「土地があれば家を建てようかな」と考えている家族がおりました。

持ち家であるマンションが子供の成長と共に手狭になってきたためです。

まだ、「いずれは」とうレベルで考えていた時に、たまたま実家近くに、形も良く、大きさもちょうど良い土地が売りに出たそうです。

その時期はちょうど2020年の東京オリンピック開催も決定した後で、東京の不動産価格は上昇の一途をたどっていました。

さらに、オリンピック施設建設も活発化しているため、建築費についても高めという時期にもなります。

そこで、土地は高いとはいえど、この世に同じ土地はないため、「押さえたい」という気持ちにはなるものです。

売主としては「それならオリンピックが終わるまで待ちますよ」とは当然ならないため、欲しいのなら買うしかない状況です。

その時その家族は、とりあえず先に住宅ローンで土地だけを買っておきたいと思ったそうです。

実家のご両親が近所の土地であるということで、少し援助もしてくれるという話もあり、話は進んでいきました。

そこで、一つ問題が出てきます。

あくまで「住宅」のためのローンのため土地のみではNG

ここでまずは大前提となるのが、土地だけで住宅ローンは組めないということです。

今のマンションを売ってからでないと、次の住宅ローンは組めない状況だったため、「どうしようか?」という話になります。

「こんな希望通りの土地は2度と出てこないかもしれない」と感じるのも無理はありません。

どうしてもこの土地に家を建てたいと強く思った家族は、結局は土地+建物で住宅ローンを借りることにしました。

いわゆる買い替えとなります(マンション→戸建)。

住宅ローン借入の条件として、「建物完成時までに、今の自宅マンションを売却すること」。この条件で落ち着きました。

※買い替えについての住宅ローンについて詳しく掘り下げていくと、長くなってしまうため、ここでは説明は省略します。

気に入った土地をみつけたら住宅ローンを組むためにすべきこと

土地だけで住宅ローンが組めないとなると、次に出てくる質問で多いのは、「ではどうやって住宅ローンの審査をするのか?」ということです。

それは、建物の間取り図と見積もりを準備することとなります。

ハウスメーカーに間取りと見積もりをもらう

お気に入りのハウスメーカーが決まっている人などは、土地がみつかれば、そのハウスメーカーが間取りと見積もりを作成してくれ、土地+それらを銀行へ提出すれば、住宅ローンの審査を受けつけてくれます。

ハウスメーカーが決まっていない場合は、その土地を扱っている不動産会社へお願いして、間取りや見積もりなどを手配してもらうというのが一般的な流れでは多いです。

その後に住宅ローン審査に出すという流れになります。もちろん、審査通過後の間取りの変更等は可能です(あまりにも大がかりな変更の場合は注意)。

また、ハウスメーカーに間取り作成や見積もりなどを無料で依頼できる注文住宅相談センターというよなものもあるので、利用してみてもいいと思います。

住宅ローン審査通過後のハウスメーカーの変更はOKか?

ここで一つ、よくある質問です。

結論として、住宅ローンの審査通過後に、ハウスメーカーを変更することはできます。

ただし、銀行によって諸条件などあるため、ハウスメーカー選びに迷っている方は、事前に銀行にこの件について確認しておくべきです。

極端な例えにはなってしまうのですが、三井ホームで住宅ローン審査に通過したものの、「地元で社長一人でやっている工務店にやっぱり変更したい」となった場合は、銀行によっては再審査となることは十分考えられます。

このあたりは銀行へ事前に確認しておきましょう。

土地探しにあたり住宅ローンの準備は大切

最後に、今回の本題は土地のみでは住宅ローンは借りられず、あくまで、「土地+建物=住宅」に対するローンという内容でした。

土地探しをしている方は、ハウスメーカー選びと土地探しを同時進行しておくことが理想的です。

希望の土地はなかなか出てこないものであり、いざ出てきた時に買い逃さないようにするためです。

そのためには、間取り図と建物の見積もりがすぐに出てくるという環境であることが、理想的です。

そうすれば、すぐに住宅ローン事前審査をかけることができ、審査に通過すればその土地を押さえ、契約へ進むことができます。

不動産の買い逃しというのは、正直結構あります。不動産会社側からみれば、何度もそういったお客様をみてきました。

残念ながら、原因としては、

  • 準備不足
  • 見たりない

とうものが圧倒的に多い気がします。

まだまだ見たりないというのは、時間が解決してくれるものですが、準備不足についてはもったいないと思います。

土地(不動産)というのは特殊なもので、全く同じ在庫というものがない物です。

そのため、できることであれば土地探しを始めると同時に、環境づくりの準備もしておくことをおすすめします。






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