マンションのリビング横の和室は「いる」「いらない」で迷っている方へ。今回はこんな体験談のご紹介です。
- 新築マンションをモデルルームをみて購入
- リビングにある和室は物置部屋になってしまった
- 「和室はいらなかったのかも」
【アドバイス】新築マンションは実物をみて購入しないので、購入前に似たような間取りの中古マンションを見学してみるといい。
【体験談】「リビング横の和室はいらなかった」新築マンション購入後に気づき反省
神奈川県40代男性
私の家は、2013年に新築で購入した分譲マンションです。立地や設備は気に入っているのですが、ひとつ失敗したと思っている事があります。
それは、選んだ間取りが私達の生活スタイルに合わず、せっかくの和室がただの物置と化してしまっている事です。
我がマンションの和室
間取りは3LDKです。東西に延びるように設計されたLDKが南面に配置されています。2面採光によって、マンションの割には比較的明るさが確保できていると思います。
キッチンは対面型で会話がしやすく、リビングの壁にオプションで取り付けたピクチャーレールもお気に入りです。
つまり、とても居心地の良いLDKに仕上がり、ほとんどの時間をココで過ごすスタイルが定着しました。
そしてこの居心地の良いLDKに隣接する形で和室が配置されています。方角的には北西に位置し、L字型に作られた襖でLDKと仕切られています。
襖を開ければLDKと繋がりますが、戸袋があるので完全に一体化する訳ではありません。LDKの一部に壁が作られてしまったイメージです。
物置部屋になった和室
そして和室自体には窓が無いので、日中も照明が必要なほど暗い部屋です。
襖を開放しておくと無駄にエアコン代がかかってしまいますし、テレビやソファの位置を考えると開放するメリットが見当たりません。
そのうち襖を閉め切る事が多くなり、季節外れの布団などを仕舞っているうちに開かずの物置部屋になってしまいました。
では購入当時はどのような用途で使おうとしていたのでしょうか?
結論から言えば特に用途は考えていませんでした。誰の部屋とも何の部屋とも考えていませんでした。ただ、LDKに繋がっているので何かと便利ではないか、開放感が得られるのではないかと考えていました。
ちょっとお茶を飲むのに良い、疲れた時にゴロンと横になれるのが良い云々。結局、お茶はリビングで飲みますし、疲れた時にはソファで休みます。
考えていたというよりは、総合的に気に入っていた部屋でしたから、無理矢理にでも正当化しようと考えたのだと思います。
どうすれば「マンションで和室はいらない」と気づけたか(購入前)
新築でマンションを購入する場合、契約時には建物が完成していない事が多く、モデルルームでイメージする事が多いと思います。私はそのケースでした。
モデルルームが購入予定の部屋と同じ間取りなら良いのですが、そのケースはレアだと思います。
そこで私は、中古物件の内見をお勧めします。マンションは似たような間取りが多いという事に気付きました。
探してみれば、似ている間取りの中古物件も見つかると思います。実際に見て触って感じる事によって、あとで失敗したと思う事は少なくなるのではないでしょうか。
また中古特有の良い物件に巡り会う可能性もあると思います。
家は売れたら無くなってしまうので焦る気持ちもあったのですが、もっとたくさんの情報に触れ、たくさんの内見をしてから購入すれば良かったと思います。