なぜ同じ物件を違う不動産会社でも取り扱えるのか?

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「いろんな不動産会社から同じ物件を紹介された」

「なぜ、同じ物件なのに違う不動産会社も取り扱えるの?」

今回は、こういった疑問に答えていきます。

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同じ物件は全国の不動産会社で取扱い可能

  • 同じ物件をいろいろな不動産会社から紹介された
  • スーモをみていたら、同じ物件をいろんな不動産会社が掲載している

こういったことから、「なぜ同じ物件を違う不動産会社でも取り扱いできるんですか?」と質問されることは、不動産会社へ勤めていると、よく受ける質問です。

答えは非常にシンプル。売買だろうが、賃貸だろうが同じ物件を日本全国の不動産会社で取り扱うことができるからです。仲介できるということです。

物件にはかならず所有者がいます。売買ではこれを売主、賃貸では貸主(オーナー)と呼びます。そして売主・貸主が不動産会社であれば、物件情報を不動産会社専用サイトのレインズというサイトへ登録します。すると、日本全国の不動産会社がその物件を仲介できることになり、お客様へ物件を紹介していきます。

よく、図面の下の部分(業界用語では帯と呼ぶ)の会社名だけが違うといったことがありますが、あれはまさにこういった物件流通システムによって生まれた図面です。不動産会社がレインズから図面を引っ張り出し、下の帯の部分を自社の名前に変えて、お客様へ紹介しているということです。

また、個人が売主・貸主だった場合は、どこかの不動産会社を窓口にレインズに物件情報が登録されることとなります。そして、日本全国の不動産会社がその物件を取り扱えることとなるのです。

これで今回の、「なぜ、同じ物件を違う不動産会社でも取り扱えるのか?」については解決して頂けたと思います。

不動産会社1社だけという例外物件もあり

ここで、一部例外の物件の話もしておきます。レインズに掲載しない物件も少なからずあり、販売や賃貸募集にあたり1つの不動産会社で全ておこなうような物件です。

具体例をあげると、住友不動産が分譲する新築マンション、三井不動産が分譲する新築戸建などは販売窓口を1社の不動産会社に絞り、販売をしていきます。

賃貸ですと、エイブルさんが窓口となっている物件はエイブルさんのみが取り扱うといったようなことも多いようです。

このように、1社だけが独占して販売活動や賃貸募集をする物件も一部存在します。

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仲介手数料や不動産会社との相性により出てくる悩み

「御社でもこの物件を取り扱えることができますか?」と聞かれることがあります。

そういった方がなぜ、このような質問をしてくるのかというと、だいたい2つのうちの、どちらかの悩みを抱えています。

  • 仲介手数料の差
  • 不動産会社との相性

仲介手数料が違う

同じ物件でも、A社では仲介手数料がかかり、B社では半額。C社では無料。こういったことが普通だからです。

仲介手数料は上限の金額だけが定められており、各不動産会社が任意で請求金額を決めているのです。つまり、自由に仲介手数料を決められるということです。

このあたりは、建売の仲介手数料の計算方法は簡単です!(上限額)で詳しく解説しました。売買でも賃貸でも内容を理解するには参考になるはずです。

不動産会社との相性が合わない

人と人とが関わることなので、当然、馬が合わないといったことも起きてしまいがちです。特に一昔前にイメージされるような、売買で強引なセールスをする営業マンに対応された夫婦などから、「御社でもこちらの物件は取り扱えますか?」という相談は意外と多いです。

どんな世界でもそうですが、相性というのは大切なものです。例えば、気分を害されるような接客をされたレストランへは二度と行かないはず。物件探しでも全く同じということです。

(関連記事:【不動産会社選び】マイホーム購入でのみんなの体験談まとめ)

途中から同じ物件を違う不動産会社にお願いしてもいいのか?

これは状況次第となります。例えば、A社から申し込みをしたが、取り下げてB社から申し込みをするというのはいけません。そもそもこの場合はB社が引き受けないはずです。

また、A社に物件を実際に案内されてから、B社に相談へ行き、申し込みをするというのも頂けません。A社の身になってみればわかることです。

仮にB社がわかっていて、こういった行動に加担した場合のことを、不動産業界では“抜き行為”と呼んだりします。B社にとっても悪評がつくこととなるので、B社としても、お客様としてもこういった行為はやめておくべきです。

だったら、はじめからB社に物件を案内してもらいましょう。それならば、そもそも問題がありません。

(実際に仲介手数料を巡っての、起こりがちなトラブルを紹介しましたので、合わせて参考下さい。⇒絶対に避けたい!建売の仲介手数料無料でのトラブル)

 

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まとめ

「なぜ、同じ物件を違う不動産会社で取り扱えるのか?」についてでした。

今回のポイントをまとめておきます。

  • 原則は日本全国の不動産会社が同じ物件を取り扱うことができる
  • 1社のみでの販売・賃貸という物件も存在する
  • 仲介手数料、不動産会社との相性などは物件探しでは重要
  • 同じ物件で違う不動産会社へ乗り換えるのはおすすめしない

売買でこの仕事をしていると、仲介手数料の件か、担当者と馬が合わないという理由で相談を受けることがあります。物件流通のシステム上、今後もこういった悩みを持つ人は現れ続けるはずです。

その時には、しっかり今回の内容を覚えておいて頂けたらと思います。



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