マイホーム二世帯住宅は無駄もあり。急いで決めるものではなかった…

頭を抱える白い服を着た女性

マイホームは二世帯住宅と考えている方へ。

ここでは参考に、「マイホームの二世帯住宅を建て終えて、無駄もあり、もう少しじっくりと腰を据えて建てればよかった」という体験談をご紹介します。

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【体験談】終わって気づく、無駄もあった二世帯住宅マイホーム

埼玉県S様

2010年に主人の両親と同居するために注文住宅にて二世帯住宅のマイホームを建てました。

水場や玄関を別にすることも考えたのですが、土地の広さからして、無駄になるのではないかということから、二世帯同居ですが、すべてを1つにし、普通の家を建てることにしました。

 

二世帯住宅設計の主な条件

家を作るにあたってこだわったのは、

  • 駐車場をつくること
  • ベランダを広く取ること
  • 階段はリビングからあがること
  • 一階には和室を作ること
  • 外構には花壇を作ること
  • キッチンは対面式にすること
  • トイレは1階と2階両方につけること
  • 2階にも和室をつくること
  • 私たちの寝室は大きく取ること
  • 子供部屋は2つ作ること
  • 収納スペースを多くとること

と盛りだくさんでした。

これらの条件を建築士の方に相談し設計をお願いしました。

 

立地条件に対するプランニングと採光確保

我が家の土地は、やや斜めの道と、少し勾配の強い坂道との角地にありました。そこで、少し勾配の強い方の道から入る方に玄関を建てると、かなりの土地を削り、擁壁にかなりのコストがかかってしまうことがわかりました。

そこで玄関はやや斜めの方の道から入り、車庫も玄関のすぐ隣に作ることにしました。そうすることでコストは下げられましたが、南側いっぱいに家をたてることで隣の家との間が狭くなり、1階のリビングの日差しが少し弱くなってしまいました。

のちに思ったのは、南側の窓を作るときに、明るさを確保するため、上の方に小窓をいくつかつけておけばよかったかなと思いました。

 

部屋数不足

また同居するには部屋数が足りないことも問題でした。父と母が別の部屋を希望したからです。

しかし、土地の広さは決まっているため、部屋を増やすことはできず、しかたなく、一階の和室を母に、二階にも和室を設け、そこは父の部屋にするとともに、子供が大きくなったら洋室に変更し子供部屋にするという条件でそうすることにしました。

二階に和室を作ると、畳の厚さ分を高くしなくてはならなくなり階段が少し急になるとのこと。年をとった父が行き来するのには危ないため、畳の厚さを少し薄くして、将来洋室に変更するのも可能な設計にしてもらいました。

また部屋が6畳と狭いため、壁にかけるテレビをつけられるように、壁に補強をしてもらいました。

 

ロフトの梯子(はしご)が無駄に

各部屋にクローゼットや押入れをつけてもらったり、寝室にはウォークインクローゼットもつけてもらったりしましたが、収納スペースとしては全く足りない状況でした。

そこで、ロフトを広めに設計してつけてもらうことにしました。普段は梯子(はしご)を壁にかけ、必要なときははしごをかけて上り下りします。のちに思ったのは、梯子ではなく、ちゃんとした階段でいけるようにしたらよかったと思いました。

季節ものの扇風機やファンヒーターなど、大きくて重いものを収納することが多く、梯子では大変不便だったからです。

また、梯子をかけるときはスペースの関係上、入り口ドアのところにかけなくてはならず、ドアをしめてはしごをかけると、後から入ってきた人が、ガツン!と当たってしまうからです。

 

カウンターキッチンにして後悔

キッチンは、料理をするものが孤独を感じぬよう、子供達の顔が見えるようにと対面キッチンを強く希望しましたが、今はむしろ対面キッチンでなくてもよかったのではないかと思うようになりました。

というのも、対面キッチンにするとどうしてもそのぶんスペースを多く取らなくてはならず、ダイニングテーブルをおくスペースが人数の割に狭くなってしまうからです。

子供達がどんどんと成長して大きくなることを考えたら、対面キッチンでなくとも、スペースを広くとれる壁向きキッチンでもよかったです。

ただし、来客などがあった場合は、ごちゃごちゃとしたキッチン用品がみられないという利点もありました。

 

マイホーム二世帯住宅を建て終えて。「余裕が大切」

土地を決めてから注文住宅の設計までに約三ヶ月から半年かかりました。二世帯同居ということもありいろいろなところでもめて、嫌な思いもして苦痛な期間でしたので、急いで決めてしまったところも多かったです。

二世帯住宅を建てるにはやはり、たくさんの住宅を見て将来を想像し、じっくり時間をかけて考える心の余裕が必要なことだと思いました。

子供が小さいときに家を決めなければならない人がたくさんいるかと思いますが、子供をあやしながら家のことを考えるには想像以上に大変なことです。

二世帯住宅は人生においてかなり重要な存在であるマイホームです。心に余裕を持てるときに建てるのが一番だと思います。


 

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追記【体験談②】勢いで中古二世帯住宅をマイホームとして購入してみて(援助あり)

体験談概要
  • マイホームは妻の両親と中古の二世帯住宅を購入
  • 一世帯向きの二世帯住宅
  • 親御さんより援助があったが、当初より予算オーバー
  • 住宅ローンの負担が重荷に
  • 収納不足、生活での不満なども

【反省点】二世帯住宅での生活は特殊。じっくり検討する時間をもうけて決断すべき。

 

東京都O様・男性

東京都で2世帯で住む中古戸建を購入された体験談

今回は私が、都内で二世帯住まいの中古戸建て物件を購入し、実際に生活をした中で体験したエピソードを紹介したいと思います。

私が現在の物件の購入を始めた経緯は、妻が妊娠をし、子育てに適した住まいに引っ越そう、ということになったのがきっかけです。

当時は新婚を機に二人で探した賃貸住宅に住んでいましたが、あくまで夫婦が暮らすための賃貸でしたので、今後は子供と暮らせる部屋をということで、物件の購入を視野に住宅を探すことになりました。

当初はまったく予定をしていませんでしたが、紆余曲折があり、結果的に妻の両親と二世帯住宅を購入することに至りました。

 

一旦妻の実家で二世帯で暮らすことに

良くある話であると思いますが、都内に住む妻の実家の近くに住むのが後々子育て等をする上で便利であるとの理由から、物件を探す場所に関しては妻の実家の近くの地域に限定して物件探しを始めました。

当時はお互い会社員として共働きをしていましたが、都内の物件に関しては、予定している予算に対して、「選ぶ」と言える程の物件がなく、さまざまな条件に対して、あれこれと優先順位をつけて、妥協をしていきながら物件を探していくことになりました。

条件に関しては、希望のほとんどを妥協し、それでも家族で子供が大きくなるまで過ごすということで、最低でも「3LDKの物件」が必須となりましたが、その地域のマンションの相場を見てみても、一会社員が購入できる物件はなかなか良い物件が出てこず、”待ち”の物件探しをしていくことになりました。

 

そのような状態で、妻の妊娠期間も進んでいき、引越しなども含めると、物件を決めるまでの時間が迫ってきていましたが、満足できるほど物件探しができていない現状が続いていました。

そんな中、妻がひとつの提案を持ち出してきました。それは、現在の家を一度出て、妻の両親と一緒に妻の実家に住んで、家探しとしたらどうか、と言うものでした。

たしかに、現在の家に関しては、一時的にせよ子育てをし、家族として生活をするのには適していない物件であり、両親の承諾をもらっているとのことで、その提案に乗る形を取りました。

 

マイホームとして二世帯住宅の提案あり

そして、週末に妻の両親を交えて、これからの住まいの話をしていると、妻の母親から思わぬ話を聞くことになりました。

それは、「どうせ一緒に住むなら、今の家(妻の所有:マンション)を貸して、もっと子育てがしやすい物件に一緒に住まないか?」というものでした。

妻は一人娘で私は次男だったため、いずれは妻の両親との生活も想定していましたが、思いよりも早い展開に戸惑っていると、「実は、近くによい物件を見つけてあるから、今度一緒に見に行きましょう」となんと既に候補となる物件を見つけている、とのこと。

この手際の良さには正直驚きました。

 

予算オーバーの中古の二世帯住宅に決める

提案された物件を妻の両親と共に見に行きましたが、今まで自分たちで探していたどの物件よりも、魅力的な物件でした。中古の物件でしたが、築浅の物件で、一軒家。

車を駐車するスペースがあり、多くの収納スペース、広いリビング、日当たりの良い部屋、大きなチッキンなど今まで諦めてきたものの多くが満たされていました。

それもそのはずで、新居の購入にあたり、妻の両親より多少の援助が出る、とのことで紹介された物件は今まで自分たちで探していた予算では紹介されないような物件だったのです。

ただ物件自体は2世帯住宅を想定して作られていた物件ではなく、現に前に住んでいた家族も1家族で住んでいたところを、部屋数や間取りなどを工夫することで、2世帯でも住めるようになる、といった物件でした。

それでも今まで散々予算に悩まされ、あれこれ妥協した物件しか紹介されず、そんな物件しか見てこなかった自分は衝動的に”欲しい”と思ってしまいました。

結果、かなり当初の予算をオーバーしていましたが、多少無理をする形で、その物件を購入し、妻の両親と同居生活を送ることになりました。

 

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新たな二世帯住宅のマイホームで感じること

念願のマイホームが購入され、子供も無事に生まれ、新しい生活が始まりました。

しかし、実際に生活をしていますと、あれこれと想定していなかった生活に関する課題が浮き彫りになってきました。

 

住宅ローン支払いの心配

まずは、多少無理をして住宅ローンを組んでしまったことが生活の中で響いてきました。頭金や諸経費に関しては、妻の両親の援助を受けましたが、住宅ローンはすべて二人で限度いっぱいまで組むことで対応しました。

そのため、現在よりも収入を下げるわけには行かないのですが、産休中や産後の育児をしながらの仕事に対する想定がなく、妻がこれまでと同様に働くことが難しくなった分に関しては、自分の稼ぎの中から補填をしていかなければならない状況となりました。

これからの生活の中での計画を考えていく中でも、この住宅ローンの問題は選択を制限する要因のひとつとなっています。

 

二世帯住宅生活ならではの複雑さ

また、義両親との同居生活というものに関しても、想定以上に気を使うことが分かりました。

そんな中、玄関やリビングといった共有部分やキッチン、お風呂、トイレなど水周りなどが1世帯分しかないのは、使用方法や生活における落ち着き度に大きな影響を与えました。

収納に関しても、もともと自分は物を少なく生活しており、すっきりした生活を好んでいたのですが、2世帯分のものが1軒に集まることになり、引越しにあたり必要な物の選別は行いましたが、それでも多くの物が集まる形になり、収納部分を越えて物が溢れている生活にも適応していかなければならなくなりました。

合わせて、もちろん育児などで助かる部分は多分にあるのですが、生活におけるスタイルが夫婦で生活をして子育てをしてくという考えから、両親を含めた家族で生活をして、家族の一員として子育てをするというものに変わり、子育てなど家庭内における役割に複雑さが増しました。

 

マイホームを二世帯住宅にするならじっくり検討するべき

なんだかんだ、現在は落ち着き、些細ないざこざはあるものの、生活を続けています。

ただ、決めるまでに時間がないなかで、周りからの提案を受けて、現在の生活の形になりましたが、事を焦って進める必要があったのか、今でも疑問に感じることがあります。

当初の予定通り、まずは子供を含めた3人で生活を始め、子供が多少大きくなってから、または、今後2人目の子供が生まれるなど家族の形に変化があった際に、じっくりと現在の生活に変えていくこともできたのではないかと思います。

二世帯住まいという二つの異なる家族がひとつになる生活スタイルを選択する際には、そのタイミングや生活方法に関しては、じっくり話し合いを行ったのち、時間的余裕を持って検討するのがよい選択なのではないでしょうか。






頭を抱える白い服を着た女性