家づくりを考えておられる方に、是非ともご提案したいのが適材適所の収納術です!
ここを軽く考えて家づくりをしてしまうと、毎日生活をしていくうちに不便が生じて、ストレスが積もってくること間違いなしです。
設計段階で必ず考えておくべきことだと思っております。
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目次
片付いていないことがストレスだった我が家

我が家は、自宅の老朽化や住みづらさにより、3年前に注文建築の家に建て替えました。
前に住んでいた家が住みづらかった一番大きな原因は『収納』でした。
整理整頓が苦手でズボラな性格の私。
ホームセンターや100円ショップで買った収納グッズは多けれど、一旦きれいに片づけてもその状態が長い期間続くことはなく、同じような物があちらこちらに分散しているので、どこにあるのか分からないことがしょっちゅうでした。
そこで家を建て替える時に一番重要視したのが、適材適所の収納術です。
- 『いかに楽に片づけることができるか?』
- 『無駄がないか?』
- 『どこに何を置けば家族全員が便利か?』
を考えました。
お風呂に入る時、パジャマや下着はどこから出して毎日洗面所に持って行っていますか?
我が家の場合、洗面所で使うものは、タオルだけではなく下着やパジャマも全て洗面所に収納!
これでわざわざ毎日タンスの引き出しから出して洗面所に持っていく必要はなくなりました。化粧品や清掃用品、洗濯用品のストックも全て洗面所に集約。
洗濯して畳んだ衣類は、どこに直していますか?・家族はどこで着替えていますか?

前の我が家では、各々の部屋に衣類タンスを置いていましたので、畳んだ衣類は自分たちで直させていました。
しかし実際は、散々言っても一向に2階の自室に持って行ってくれないし、階段に置いても素通り!
すると主人に「階段に置いたら危ない!」と私が怒られる。そのやりとりだけで私は疲れていました。
当時我が家の子供達は、朝起きたら1階に着替えを持って降り、1階で着替えていました。そこで出た結論=自室に衣類タンス不要。
だって2階に持って行っても結局1階で着替えるんじゃ意味ないですよね。だから新しい家の各部屋には衣類収納を一切なくし、1階に衣類部屋を作りました。
畳んだ衣類は衣類部屋で一気に直せるようになりました。
家族は何がどこに直してあるか、把握していますか?
薬、爪切り等の衛生用品、文房具、沢山の診察券やカード、学校や習い事の手紙、家電説明書や裁縫道具・・・とにかく雑多な細々した日用品は、壁一面収納に集約!
用途に合わせた大きさの引き出しやファイルを全て同シリーズで揃えて収納。
ポイントは、入ってある物を引き出しに表記すること(私はテプラでシール作製して貼付)。
それで家族は物の住所を理解してくれ、「お母さん○○どこ?」と聞かれることは随分となくなりました。
台所にある食品ストック、整理できていますか?

台所用品もキッチンの壁一面収納!食器、電気製品、分別ゴミ箱、食品ストック等々。そこも全て同シリーズの収納ボックスで揃えました。
『乾物』『レトルト』『ごはんのお供』『粉物』『お菓子』等、種類別に分けているので、家族はいつでも目的通り、迷わず出し入れ可能になりました。
我が家の収納術は大きく分けて4つ
我が家の収納について読んで頂いてお分かり頂けたと思いますが、我が家の収納は大きく分けると4つです。
- 衣類部屋(洗面も近く、着替えも1階なので、1階に設置)
- 日用品(殆どの時間をダイニングかリビングで過ごしているので、ダイニング横の壁一面に設置)
- キッチン用品(キッチンの壁一面)
- 洗面所(棚板だけ作ってもらい、所有者別に、風呂屋にあるような籐カゴを1人2個ずつ使用)
快適収納術 提案まとめ

洗面所、日用品、台所用品など、目的別に作り付けの収納棚を設置
個人的な意見ではありますが、実感として、市販の棚を買って置くよりも、見栄え的にも耐震的にも絶対に良いと思います。あっちこっちに物を分散させて物の住所を沢山作らないこと。
物の住所表記
収納棚には、同じシリーズの引き出しやボックスを揃え、家族にも分かるように入っている物の名前シールを表に貼りましょう。
建築条件は人それぞれだと思うので、同じようにはいかないかもしれませんが、考え方だけでも共有していただき上手に収納術のアイデアを取り入れて快適生活を楽しんでくださいね。
作りつけの棚を設置はしたが、その中にどうやって大量の荷物を片づけていけばいいのか分からない? それについては、また体験談として次の機会にお話しすることにします。
快適な家づくりができますように・・・。
奈良県・女性
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