ZEH(Net Zero Energy House・ゼロエネルギーハウス)とは?

ハウスメーカーの展示場へ行くと、必ずと言っていいほど「ZEH」という単語を目にするようになりました。

この「ZEH」と切っても切れない関係にあるのが、「太陽光発電システム」と「省エネ」です。その組み合わせに、なんとなく見覚えはあるんだけど、いまいちよくわからないという方は、ぜひ続きをご覧ください。

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ZEH(ゼッチ)とは

ZEH(ゼッチ)とは、「Net Zero Energy House」のことです。「ゼロエネルギー」と言われても、わかりそうでよくわかりませんよね。

2015年の省エネ住宅を基準として、その住宅が消費するエネルギー(電力、ガス)を100とした時、住宅の性能向上+太陽光発電で、エネルギー消費量が実質0(ゼロ)になる住宅の事を指します。例えば、2015年度と比較し、消費するエネルギーが50だったとすると、太陽光で50発電し、プラスマイナス0(ゼロ)になる、というようなことです。

これは政府が推奨している施策の一つで、2020年までには、新築住宅の半数はこの「ZEH」になるように、という目標を国として掲げています。

ZEHビルダー

この目標を会社の事業目標として掲げている会社は、登録により「ZEHビルダー」を名乗ることができます。「ZEH」を建てるなら、「ZEHビルダー」を選びましょう。

将来的に、住宅の「ZEH」化はどんどん進むことでしょう。「ZEH」を建てる場合には、住宅の性能向上と太陽光発電システムの搭載が求められます。

「ZEH」にすれば、エネルギー消費量が抑えられますから、光熱費は大幅に削減されますが、「ZEH」を建てるにはその仕様に合わせて通常よりも仕様を上げる必要があり、大体の場合は、建築費がかさむことになります。

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ZEHの仕様やコスト

この「ZEH」仕様、各メーカーごとに対応は差があります。標準仕様で「ZEH」仕様の会社もあれば、「ZEH」仕様に合わせてオプションを数十万円から数百万円追加しなければいけないメーカーもあります。

また、太陽光発電システムも、もちろん設置費用が必要です。一般的な設置費用は、工事費込みで200 万円前後と言われています。これは、標準的な太陽光発電の積載量4.9kw×標準的な単価41万円/kwで算出しています。

太陽光発電システムの設置にあたり、「売電払い」と言って、発電した電力を売ったお金で太陽光発電システムの設置費用を十数年に渡り返済する、という選択肢もあります。ただし、それもメーカーにより対応が異なりますので、確認が必要です。

この初期投資費用、数百万円単位の話ですので、その後光熱費が節約になるとはいっても、よくよく検討が必要です。

ZEH補助金の注意点

光熱費が節約になる以外にも、良いことがあります。「ZEH」にすると補助金がもらえるかもしれないのです。この「ZEH補助金」を申請する際には、いくつか注意すべき点があります。

まずは当然、住宅が「ZEH」の基準を満たしていることが絶対条件になります。さて、この「基準を満たしていること」ということを証明するには「BELS評価書」という専門の認定機関が発行する証明書の取得が必要です。

これは、平たく言うと「ZEH」の基準に適合していることの証明+エネルギー削減率の証明になります。いわば「ZEH」の成績表です。この評価書をもって補助金を申請します。

ちなみに、評価書の取得・補助金の申請は個人で行うのではなく、ハウスメーカーが行います。ここからがとても重要になりますが、「ZEH補助金」は、申請したからと言っても1100%支給されるわけではありません。

2016年度の補助金は、申請があった住宅のうち63.6%は申請が受理されましたが、残りは受け付けられませんでした。政府の予算にも限度がありますので、予算いっぱいになったら支給されないようです。

そして申請が通るか否かは、早いもの順ではなく、より優れた成績の住宅が補助金を受けられるのが実情です。ということは、「ZEH」の基準を満たしていても、「BELS評価書」の成績があまり良くなければ補助金が受けられないということです。

もし補助金が戻ってくることを見込んでいた場合は、大誤算となってしまいますので、ご注意ください。

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ZEH補助金おすすめハウスメーカー2選

補助金制度を活用したいのであれば、確実に補助金を受給できるメーカーで建てるのがおすすめです。

このZEH補助金を一番多く受給しているのは、積水ハウスです。積水ハウスと言えば、誰もがご存知のハウスメーカーシェアトップ企業です。住宅の性能もさることながら、建築棟数が群を抜いていますので、補助金の恩恵もたくさん受けています。

次にお勧めしたいのは、一条工務店です。一条工務店では、「標準仕様でZEHが建てられます」というのがセールスポイントです。太陽光も大容量、また売電払いが可能なため、実質初期投資費用はかかりません。

一条工務店では、「ZEH」のためにあるような商品「iシリーズ」で補助金を獲得しています。「iシリーズ」の住宅は、業界トップの気密性・断熱性に加えて、大容量の太陽光発電システムで、「BELS評価書」で驚異的な成績をたたき出しており、その優れた性能で他社を圧倒しています。

実際、一条工務店の2016年度の補助金受理率は99.8%だというのですから、すごい話です。

ほかにも「ZEH」を売りにしている会社は多々ありますが、実績という意味では前述の二社は優れていると思います。私は、その2社の営業マンとそれぞれ話す機会がありましたが、どちらも並々ならぬ自信を持っていました。

2社から話を聞いた体験

積水ハウスの営業マン曰く、「『ZEH補助金』は、わが社の為にあるような補助金です。受給実績を見ていただければ、その差は歴然です。「ZEH」をお考えなら、断然、積水ハウスですよ。」とのことでした。

対する一条工務店は、「一条工務店の『iシリーズ』は、高い断熱性、気密性を誇ります。住宅のQ値、C値、UA値において、他メーカーを抑えて断トツトップです。昨年、『iシリーズ』で補助金の申請を出したものは、100%補助金を受けることができました(申請が通らなかったものは1件のみで、その1件とは、断熱性能等でやや劣る『セゾンA』とのことでした)。

補助金を受けられるか受けられないかは、全て(BELS評価書の)成績順なので、一条工務店の中で順位争いをしているようなものです」とのことでした。

ZEHではオール電化も検討に

さて、せっかく「ZEH」にするのだったら、「オール電化」も検討に入れなくてはいけません。私は、個人的に震災等のリスクを考えたときに電力一本にしてしまうよりも「電力+ガス」の方が安心なのでは、と思っていました。

しかし、オール電化にはオール電化のメリットがあります。ガスを使うと、当然、ガス代(基本料金+使用料)を払わなければいけませんが、電力一本なら、払わなくてよいわけです。

私より一足早く注文住宅を建てた友人は、「ZEH」ではありませんでしたが、オール電化を選びました。その理由を尋ねると「よくよく調べたら、ガスはほとんど基本料金しか払っていなかったから」とのことです。

彼女は、オール電化にしたことで、ガスの基本料金が丸々節約になりました。さらに、電気料金も安いプランを選択出来るようになったため、結果、光熱費は半減したと嬉しそうに語ってくれました。

ガスを使わないと、お風呂のお湯も電気で沸かすことになります。そうすることで、電気料金が時間帯により安くなるプランを選ぶことができるようになるのです。

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未来を見据えてZEHを検討してみて下さい

これから建てる住宅に「ZEH」は、間違いなく求められるものです。そして、将来的には分かりませんが、今住みたいなら「ZEH」は建売では叶わぬ夢でもあります。「ZEH」に住みたいなら、「ZEHビルダー」で注文住宅を建てましょう。

さらに、補助金を受けたいのであれば、「ZEHビルダー」の中でも、補助金を受けられる性能を叶えてくれる会社を選びましょう。

10年、20年経っても、時代遅れの家にならないように、「ZEH」を検討してみてはいかがでしょうか。

神奈川県 30代 女性