注文住宅仕様決め。一番最後に言われた「やっぱりできません」

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注文住宅では様々なものの「仕様決め」があります。建具やクロス、水回り設備、外壁などなど多岐にわたり、そういったものを打ち合わせで決めていきます。

そこで今回は、注文住宅の打ち合わせで固まっていたはずの仕様決めが、最後の段階で「やっぱりできない」と、ハウスメーカーの担当者に告げられたという体験談のご紹介です。

注文住宅では予算を組んでいくこと自体が骨の折れる作業。“後になっての”方向転換は容易ではないこともわかります。

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体験談:最後の最後に仕様決めが覆された注文住宅

神奈川県30代女性

注文住宅で4LDKの家を建てました。1階は、リビングと6畳の洋間、2階は5畳半の子供部屋が2部屋と7畳の主寝室という間取りです。

我が家のこだわりは、6畳の洋室とLDKを一体にできるよう、部屋の境に4枚の間仕切り建具を特注したこと。建具を閉めれば、それぞれLDKと洋室として独立して使用することが出来、開ければ2部屋が繋がり25畳の大空間になるのです!

土地の関係で新居の方が狭くなってしまうことから、LDKは広々とした空間を取りたいというのが主人の一番の希望でした。限られた土地、間取りの中で、最大限までLDKを広げる工夫として行き着いたのが『4枚間仕切り建具』だったのです。

特注品の4枚間仕切り建具

LDKと6畳の間には、通常なら壁とドアが入ります。これが和室との境だったら、4枚の戸襖が入るところです。

しかし、襖の場合は全開にしても2枚分は襖が残るため、空間の繋がりは半分です。半分の繋がりでは、私達はそれでは満足出来ませんでした。

4枚の建具を全て開け放つことが出来て、なおかつ上吊り戸にする、というのが希望だったのです。上吊り戸なら、部屋と部屋の境にレールが出ない為、LDKと6畳のフローリングがきれいに繫がった状態になります。

また、天井高いっぱいの間仕切り建具を使用することで、全て開け放つと天井から床までが完全に一体となり、空間が見事に一つになるのです!この提案が決め手となり、ハウスメーカーとも契約したようなものです。

さて、問題の間仕切り建具。長さ3.6m分の仕切りを2.4mのハイドアで、さらに上吊り戸となると、既製品で用意するのは困難となり、特注扱いになりました。

通常の引き戸なら特注にはならなかったのですが、4枚全て開け放して使用したかったので、開け放した際に下に4本のレールが走っているのはかなりみっともないと思い、特注に踏み切りました。

詳細な仕様決めへ

主人はこの扉に相当なこだわりを持ち、それだけで打ち合わせにもかなりの時間を費やしました。

結果、以下のような仕様が決定したのです。

  • 高さ2.4m×幅0.9m×4枚の特注仕様
  • 上吊り戸で、4枚連動型
  • 建具を全て開け放つと向かって右側に収まる為、出入口となるのは、一番左側の扉
  • 4枚連動のため、扉の下に金属のガイドレールがつく。これにより、扉のバタつきが抑えられる
  • 一番左側の扉は『ドア』、他の3枚は『壁』という扱いのため、引手が付くのは一番左側の扉のみ
  • 一番左側の扉は、縦のスリットガラス入り

細かい仕様も打ち合わせを重ね、4枚で30万円超と見積もりも出ました。

普通のハイドアなら1枚5〜6万円と思うとずいぶん高い買い物でしたが、そこにこだわり続けてきたので、2つ返事でお願いしました。

間取りが固まり、インテリアの打ち合わせに入ってから、壁紙や建具の詳細を詰めていきました。そこでもやはり問題になったのは、4枚間仕切り建具。6畳側から見たら一面壁の役割を果たすわけですから、暗い色調は考えられません。

さんざん悩んで『白』と決め、発注前の最終打ち合わせを迎えました。その時点で、私達は夢が完璧な形で現実になるのだと信じて疑っていませんでした。


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最終打ち合わせ当日。仕様決めを変更に…!?

ところが、最終打ち合わせ当日、営業担当者が言いにくそうに話したのは、4枚間仕切り建具の仕様についてでした。

担当者いわく、引手がつく扉の縦スリットガラスは制作が困難な為、スリットガラス無しの仕様にしてほしいと言うのです。

どうしても縦スリットガラスにこだわるなら、引手の付いた扉そのものを特注扱いにすれば不可能ではないが、今の見積もり金額よりさらに2〜3万円上乗せになると言われました。

縦スリットガラスの仕様に固まってから、まるまる一ヶ月以上経っての報告は、全くもって寝耳に水です。その間、間取りやインテリアで、毎週必ず打ち合わせを行なっており、メールのやり取りも頻繁にしていました。

私達にも予算があり、その為に電動シャッターや間接照明など、やりたいけれど諦めてきたものも多々ありました。結局、主人とその場で相談し、スリットガラス無しのシンプルな扉4枚になることで了承しました。

特注品の為、出来上がるまでは実物の確認ができないと言われ続け、イメージパースを信じるしかありませんでしたが…、最後の最後でスリットガラスが入れられないとわかり、それまでの打ち合わせはなんだったのかと拍子抜けしてしまいました。

特注品の仕様決めには注意

今回の件は、よくよく突き詰めて聞いたら、どうももう少し前の段階で判明していたことのようなのです。

インテリアコーディネーターとの打ち合わせには営業担当は同席しなかったのですが、そのインテリアコーディネーターとの打ち合わせ期間中に発覚したようでした。しかし、その事実が告げられたのは、ずいぶん遅かったのではと思います。

私達の思い入れが強かったので、言い出しにくかったのかも、とは思いましたがそれとこれとは話が違います。

特に特注品については、こだわり抜いた結果の特注品なのですから、些細なことであっても、仕様の変更点をすぐに報告してほしいと感じました。

私達も気をつけていたつもりですが、現物を見ることができない特注品の仕様決めは要注意です。

体験談おわり

 

体験談まとめ

注文住宅の打ち合わせで固まっていた仕様決めが、最終的にダメになってしまったという体験談でした。

今回のポイントをまとめておきます。

  • 仕様決めありきで予算を組んでいくため、途中での予算配分の切り替えはたやすくない
  • 特注品の仕様決めには注意。確認をし過ぎるほどでもいいのかもしれない






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