木造と鉄骨の違い5項目。わが家が鉄骨に決めた理由【注文住宅】

ABテストのフラッグを掲げている

注文住宅を建てるにあたり、「木造か鉄骨造か」迷っている人は、それぞれのメリットとデメリットを知り比較検討していくことになるはずです。

「高くつくのは鉄骨」という一般的な固定観念にとらわれていないでしょうか?

そこで今回は、「木造と鉄骨違いを実際に学んでいき、最終的には鉄骨に決めた」という、とてもためになる体験談をご紹介したいと思います。

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体験談:木造と鉄骨の違いと鉄骨に決断した訳

神奈川県30代主婦

我が家では注文住宅を建てる際、ハウスメーカーを何社かまわり、プランニング等していただいた上で検討しました。

最初は木造のメーカーしか考えていませんでしたが、興味本位で住宅展示場に軒を連ねていた鉄骨造のモデルハウスにも入ったところ、鉄骨造とはいっても中身は全く木造と変わりません。

モデルハウスは、鉄骨造らしく屋根のない四角いフォルムではありますが、内装は木造のそれと同じです。話を聞けば、鉄骨造の家でも屋根を乗せることができ、しかも屋根の有無で値段はほぼ変わらないと言います。

「それなら」と、色々見た結果、鉄骨造のメーカーと木造のメーカー2社で比較検討を開始することになりました。

 

①外観

木造住宅は、日本古来の和風なお屋敷から、洋館風のすてきなお家まで、様々な外観にマッチします。当然、屋根が乗りますので、いわゆるフラットな陸屋根にはなりません。

外壁は、サイディングかモルタルに吹き付けが一般的です。近年は、サイディングの塗装も20年以上持つものが多いので、サイディングを採用するメーカーが増え、吹付けは減少傾向です。

鉄骨造を選ぶと、基本はフラットな陸屋根になります。ただし、メーカーによっては屋根を乗せることもできます。鉄骨造の外壁は、サイディング、コンクリート系の外壁などを採用しているメーカーが多いようです。

屋根が乗っていれば、木造も鉄骨造も、外観はほぼ変わりありません。鉄骨造のほうがやや重たい印象の外観にはなりますが、その差は限りなく無くなってきていると言って良さそうです。

 

②構造

木造の材料は、木材。鉄骨造の材料は、鉄骨です。

木造メーカーに言わせれば「良い木は60年以上持つ!」と言います。ただ、自然物ですから品質に差が生じることがあります。

その点、鉄は品質を均一に保つことができます。また、鉄骨メーカーに言わせれば「鉄は錆びなければ経年変化しない!」とのこと。

一般的には鉄骨のほうが強度は勝ります。ただし躯体が重たくなるので、木造に比べて地盤改良が必要になる可能性は高くなります。

地盤改良は、地盤調査の結果次第ですが…数十万円〜数百万円になることも。注意が必要です。(関連記事:揺れやすい地盤で80万円の出費が発生した土地購入…)

 

③断熱

工法にもよりますが、断熱性能は木造が勝ります。鉄骨は、何と言っても 鉄でできていますので、鉄の性質そのままに熱しやすく冷めやすいと言われます。

熱(ヒートブリッジ)と呼ばれ、躯体が夏は暑く冬は冷たくなってしまうということを、木造メーカーからは度々指摘されました。

 

④価格

木造も鉄骨も、メーカーによって単価は大きく異なります。しかし、普通に考えれば鉄骨は材料費が高いため、必然的に坪単価も高くなります。

木造はそれを下回るのが一般的ですが、例えば木造と鉄骨両方を扱っている積水ハウスなでは、木造商品の『シャーウッド』の方が、鉄骨造よりも坪単価が高いと言われました。木造の方が、木で作り出すため高級志向にあるというのです。

住宅も、高級志向とローコストに二極化しています。坪単価は、ハウスメーカーに尋ねるのが一番確実と言えるでしょう。(関連記事:大手4つのハウスメーカーを実際に特徴・工法・坪単価で比較)

 

⑤間取り

間取りの自由度を決めるのは、構造躯体の強さです。躯体の強さにおいては、鉄骨が一歩リードしています。

私は、鉄骨は細かい設計には向いていないと思っていました。ところが、重量鉄骨造のヘーベルハウスで出してきた提案は、1、2階の通し柱を必要とせず、壁を一つ動かすのも自由自在でした。もちろん、大空間、大開口はおてのものでした。

木造でも、自由な間取りを叶えてくれるメーカーはあると思います。しかし、鉄骨の頑強さなら、ビルトインガレージ、1階より2階が飛び出しているオーバーハング、LDKの大空間、窓を大きく広げる大開口など、多種多様な選択が出来ます。

 

違いを検討の結果、鉄骨に

私達は散々悩んだ末に、当初は予定していなかった鉄骨のメーカーに我が家の未来を託しました。決め手は、提案力と営業さんの手腕、木造と金額の開きが少なかったこと、地震への安心感などでした。

私は陸屋根が好きになれませんでしたので屋根をかけてもらいました。そのため、パッと見は鉄骨造とはわかりません。

外壁はベージュ系の明るい色を選択し、重厚感を和らげました。一見すると木造とも見えるような外観が、とても気に入っています。

主人も、家が長持ちする安心感と地震への万全の備えが出来たという2点を誇りに思っているようです。安心して長年住める、鉄骨造を選んで良かったと思います。

 

木造と鉄骨造、どちらを選ぶか。どのハウスメーカーを選ぶか、それはその人次第です。

家は一生ものですから、いろいろなハウスメーカーの話を聞き勉強した上で、心から納得の行く選択ができることを願います。ぜひ、焦らず、心ゆくまで検討してみて下さい。

体験談おわり

 

まとめ

戸建の木造と鉄骨の違いについての体験談のご紹介でした。今回のポイントをまとめておきます。

木造と鉄骨造の違いについての、ためになる体験談でした。是非、自身でも住宅展示場を歩き、営業マンからアドバイスをもらい比較検討してみて下さい。

【関連】木造と鉄骨造のメリット・デメリットまとめ

 

追記【体験談】注文住宅で私が木造ではなく鉄骨造住宅を選んだわけ

愛知県30代女性

2013年に注文一戸建住宅を建てたのですが、木造にしようか鉄骨造にしようか、当時はかなり迷いました。最終的に鉄骨造に決めたのですが、そこに至った経緯をご紹介します。

 

まず木造と鉄骨、それぞれのメリットとデメリットについて調べました。ざっくりとですが以下の通りです。

木造のメリット

  • 断熱性が高い
  • 室内の湿気をコントロールする
  • 費用が安い

 

木造のデメリット

  • 火災に弱い
  • 地震に弱い
  • 湿気やシロアリに弱い

 

鉄骨造のメリット

  • 火災に強い
  • 頑丈で地震に強い
  • 湿気やシロアリに強い
  • 気密性が高い

 

鉄骨造のデメリット

  • 断熱性が低い
  • 室内に湿気がこもりがち
  • 費用が高い

 

我が家が鉄骨にした理由

快適に暮らすなら木造、安心して暮らすなら鉄骨造といった印象を受けますね。

それぞれのメリット・デメリットを挙げましたが、もちろん各ハウスメーカーもその弱点を補おうと工夫をしています。

住宅展示場に何度も行って説明を受けましたが、例えば木造ならシロアリや湿気から木材を守る処理をしていますし、鉄骨造なら断熱材をふんだんに壁の中に入れていました。

坪単価が高いメーカーほどお金をかけて弱点を克服しています。つまり、一流どころのメーカーなら木造・鉄骨造のどちらを選んでも大きな不足はないのです。

大手4つのハウスメーカーを実際に特徴・工法・坪単価で比較!

 

ならばどうやって結論を出すのか。悩んだ結果、私たちは「土地との相性」に重点を置きました。

私たちの買った土地は二本の川に挟まれ、道を一本挟んだ先には水田地帯が広がっています。水はけも悪く、数メートル掘れば水が出てきます。また、愛知県ですので来たる南海トラフ地震も念頭に置かねばなりません。

つまり、重視すべきは水害と湿気に対する強さ、そして耐震性です。

住宅の新耐震基準とは?「耐震等級1」では足りないかも?

川が溢れてもすぐに流されない頑丈さと、地面から上がってくる湿気に負けない耐久性、そして地震に強いこと。その条件に合うのは鉄骨造でした。

 

以上の事から私たちは鉄骨造住宅を建てたのですが、デメリットを最大限無くすように高気密高断熱を謳ったメーカーを選び、湿気を逃がしやすいように間取りを工夫しました。

高気密・高断熱住宅のメリット・デメリットは?体験談も紹介!

先日5年目の点検を受けましたが、今のところ鉄骨に錆も無く全く問題ありませんでしたし、毎日快適に生活できています。

家は一生の買い物です。後悔の無いように充分検討に検討を重ねて、満足のいく家造りをしたいですね。



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