近しい親戚が大手ハウスメーカーの営業マンをしているため、家を建てるのはこのメーカーしか選択肢がありませんでした。
個人的には、建築事務所で建てたいなあとずっと思っていたのですが(「建物探訪」大好きです)。
親戚付き合いも大切にということで、あまり後悔はしていません。
子育て世代に評価の高い会社でしたし、優柔不断な自分にとっては、会社選びに時間を割かずに済んだのでむしろラッキーぐらいに今でも思っています。
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注文住宅は自分達主導でメーカーのアドバイスも取り入れながら
間取りは念入りにシミュレーションする
間取りは、親戚の営業から叩き台だけもらった後は、自分で全て考えました(細かいところはさすがに修正が入りましたが)。
間取り作成にあたり設計に関して注意したいのが、そこでの生活を思い描いて、念入りにシミュレーションを重ねるということ。
中途半端なシミュレーションだと、建てたあとで使い勝手の悪さに直面すると思います。
それが無理なら、メーカーが最初から用意している間取りをそのまま使った方が、労力は少なくて済みます。
脱衣所は広めに
あと、住宅メーカーの言うことを聞いておいて正解だったなと思った点について述べます。
直接的なアドバイスになりますが、まずはお風呂の脱衣場の間取り幅について。
当初の間取りでは、建売住宅によくみられる6尺幅で考えていたのですが、洗濯機を置くとなると生活する上でものすごく窮屈に感じるようになるから、ほかを削ってでも7.5尺に直した方がよいと言われたので言う通りにしました。
子どもが二人居る現在、このアドバイスを聞いておいてほんとによかったと思います。
玄関幅も広めに
また、玄関幅についても全く同様で、シューズクロークを取り付けるのであれば6尺だと狭く感じるよと言われ、こちらも7.5尺にしました。
外壁はメンテナンスフリーのものに
あと、外壁について、見た目重視で白色の塗り壁風のものを選ぼうとしたら、汚れが目立ってそのうちみすぼらしくなるから、なるべく外壁などはメンテナンスフリーのものがよいと言われ、こちらも言う通りにしておいて正解でした。
8年経ちましたが、新築当時の雰囲気をいまだにキープしてくれています。
リビング続きの和室で一体感が無く失敗
逆に、シミュレーションが足りず、こだわりが足らなかったがために、メーカー側にあまり確認もせず失敗したかなと思う点について。
まずはリビング続きの和室です。
畳の部屋が欲しかったのと、ひな人形を飾るために床の間がほしかったので、和室を作りました。
リビングからの一体感を損なわない雰囲気でと要望しましたが、やはり和室は和室といいますか、特に床の間があるとどうしても雰囲気が和テイストから離れられず、一体感は無いです。
離れの和室であれば100点満点の出来なのですが、リビング続きの畳の部屋としては、もうちょっと洋風がよかったと後悔しています。
イメージを言葉で伝えるは難しい
これは、ひとえにこちらのオーダー不足だと思っていて、メーカー側に落ち度があるとは思っていません。
一番いい方法は、ネット上の画像なり雑誌の切り抜きなりを直接みせること。
なければ手書きのスケッチでも構いません。
雰囲気は、口では伝わらないことを痛感した次第です。
テラスに関しての失敗も
次に2階寝室のテラスについて。
当初、テラスがあるというだけで浮かれていたため、その広さや使い勝手を十分に考えていませんでした。
中途半端な広さのテラスなら無い方がいいよと、家を建てた際に失敗した先輩方がみな口を揃えてアドバイスしてくれたのに、結局私もその仲間入りを果たしてしまいました。
また、外から見たときの意匠についても、イメージを十分確認せず、出来上がりを見たときに、なんとも収まりの悪さが目立ちました(今ではもう見慣れましたが)。
最後に
体験談としては以上になります。
住宅メーカー等との打ち合わせは、時間も体力も消費しますが、決して焦りは禁物です。
お客なんだから主導権は全てこちらにある、ぐらいの気持ちで、どーんと構えていてください。
焦ったが最後、そこから必ずほころびが生じて、後悔が始まってしまいます。
こだわる部分と、素直に相手の言うことを聞いておいた方がいい部分との見極めは本当に難しいところですが、今はネットで色々と情報収集できます。
是非がんばって、あなたにとっての素敵なお家を建ててほしいなと思います。
三重県TK様