不動産の購入申し込みをしたが週末の契約をキャンセルしたいあなたへ

【ライター:東京の不動産営業マン・K・43歳】

ここにたどり着いたあなたは、次の土曜日の不動産購入の契約をキャンセルしたいと考えているに違いない。

「不動産の購入申し込みはキャンセルできるのか?」

と、不安になって眠れなくなる前に読んで落ち着いて欲しい。

なぜなら、不動産の購入申し込みはキャンセルできるものだからだ。

初めに言っておくが、キャンセルは悪いことではない。ひとまず、あなたに冷静になってもらいたい。

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不動産の購入申し込みのキャンセルはよくある

物件を見学している時には今より広い家に心も高ぶり、子供も大喜び。

今まで見てきた中で一番いい物件だし、購入を決めようという流れはよくある。

そして、不動産の購入申込書を記入。購入申込書は買いたい意思表示を書面で売る人(売主)に対して示すもの

書類を仲介会社へ預けて、いざ家族で家路に着く。

しかし、ここから一週間で「申し込みをキャンセルしたい」思考へと変わることは意外と多い。

よくある理由は

  • 大きな買い物だからもうちょっと考え直したい
  • 住宅ローンを組むことが不安になった
  • 物件の周辺環境をあらためて確かめたらマイナス点がでてきた
  • まだ安くていい物件が出てくるんじゃないか?
  • 親に反対された
  • 友達に反対された
  • 同僚に反対された

などなど、「本当にこの家でいいのか?」と考え直す時間帯へと突入する。

これをマイホームブルーと呼んだりもする。

人生で一番大きな買い物。こうなることはしかたないのかもしれない。

それだけ真剣に取り組んでいるということだ。

不動産の購入申し込みはキャンセルできる

この不動産の購入申し込みはキャンセルできる。

申込書自体に法的な拘束力はない。あくまで買いたいという意思表示を売主に示したに過ぎない

そういってしまうと軽いものに感じるが、事実そういうものだ。

不動産は契約書に署名して、印鑑を押して、手付金を売主に払って、晴れて契約が成立する。

あなたの場合はまだ契約書にサインもしてない状態のため、購入申し込みをキャンセルできる権利がある。

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不動産の購入申し込みのキャンセルは言いにくいが理由をしっかり伝えよう

いままでいろんな物件をみせてれて、住宅ローンの件も動いてくれ、今回は価格交渉も動いてまとめてくれた担当者。

今頃契約の準備を進めてくれているだろう。

購入申し込みをキャンセルする意思が固まってはいるものの、正直この担当者へ伝えるのは気が重い。

「なんて言ったらいいだろう」「申し訳ない」こう思い、あなたの気持ちがどんより曇ってしまうのも当然。

しかし、自分達家族で決めたこと。はっきりと本当の理由を伝えるしかない。気を使って嘘をつく必要もない。

相手もプロであり、私もそうであるが、住宅購入の仕事に携わる身として、こういったことは何度か経験してきている。

あなたがしっかっりとキャンセルの理由を伝えればわかってくれる。

もし、ここで「何を考えてるんですか」「キャンセルなんてできないですよ」のような言い方をする担当者であれば論外ということになる。

きっぱりとお別れした方が良い。今後連絡がきても電話に出る必要もないし、メールを返信する必要もない。

補足だが、キャンセルを伝える時は電話がよい。メールだといつ相手が確認するかわからないし、気持ちも伝わりづらい。それに失礼な感じも出てしまう。

不動産営業マンの立場でも電話でお断りを頂くことがほとんど。あなたにも電話をおすすめする。

不動産の購入申し込みにキャンセル料はかからない

不動産の購入申し込みをしてキャンセルしたところで「キャンセル料」はかからない。

時々聞くのが、契約の準備で銀行に書類を渡しに行ったり、役所に調査に行ったり、法務局で謄本を取ったりと、「キャンセルするならお金がかかった分は払ってもらいますからね~」といかにもTHE・昭和の不動産屋のようなことを言うような業者もあるそうだ。

だが、この場合も一銭も払う必要はない。

もしそういった脅しまがいの事実があったら、東京であれば都庁に相談すれば即解決できる。

不動産購入の申し込みはキャンセルをしても一円もかからないものである。

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まとめ

ここまでの話を簡単にまとめます。

 不動産購入の契約をキャンセルしたいあなたへ

  • 不動産購入申し込み後のキャンセルは結構ある
  • 購入申込はキャンセルできる
  • 担当者にキャンセルしたい旨は伝えにくいが、しっかりと理由を説明しよう(電話でよし)
  • 申し込みをキャンセルしても迷惑料や違約金などかからない

不動産業界に携わる身として、購入申し込みのキャンセルはある程度仕方ないことだと思っている。

申し込みを決めてから契約までの間、物件や人生設計について、より真剣に具体的に考えさせられたはず。

その結果、家族で出した結論は間違っていない。

一方で、キャンセルをしたことで担当者や売主、銀行に少なからず迷惑をかけたことは事実。

人としてしっかり頭を下げる必要はある。ここはしっかりやっておこう。

 

最後に一つだけ忘れてはいけないこと。それは今回のキャンセルを次の購入に生かすこと。

今回の失敗を糧にして、あなたにとってよりよい不動産購入、マイホーム購入を実現して下さい。

リストラされ不動産売買契約を解約。一筋縄ではいかなかった  

2017.05.12