マイホームを建てたら価値観が180度変化してしまった理由

子供とのマイホーム生活を開始したら価値観が変わっていった(新潟県20代女性・2018年に注文住宅)

平成も終わりかけの2018年、20代で新潟県に注文住宅を建てました。

「自分の価値観が180度変わってしまったこと」 これがあとに長く引きずる後悔ポイントになるとは思いもしませんでした。

 

二児の母で、夫、幼稚園児と未就園児の4人で暮らしています。住宅購入検討のきっかけは周りと同じように子どもの成長のために一軒家の環境がよいと思ったから。

学区なども検討して土地を購入。自分が大学まで建築を学んだこともあり、大手やハウスメーカーではなく住む地域でずっと大工をして一級建築士の資格も持つ個人の方に依頼することに。

家族がみんなで顔を合わせてリビングを中心に生活をする。料理は誰かの仕事ではなくみんなでできるように台所はど真ん中。寝室は本を読むか、寝るだけの部屋。

理想とする価値観が似ていたのか任せた間取りはこれなら文句のつけどころがないと思えるものでした。

ところが…。工事が始まって完成するまでに、私の価値観の方が変わってしまったんです。

 

子どもたちと生活をしていく中で、健康に対する考え方、食に対する考え方、暮らし方に対する考え方が少しずつ変わっていきました。

それまで私は家が建ったら、住宅ローン代や教育資金を稼ぐために子どもを預けて早く働こうと決めていました。

しかし自分と子どもの体の不調をきっかけに色々勉強するうちに、子どもにとって体や心を作る今が1番大事で、きちんとした食を守ることが何より大事なことじゃないのかという考え方に変わってしまったのです。

価値観が変われば暮らし方も一気に変わります。

 

TVは見なくなりました。工事途中だったのでTVの配線は結局つけましたが、テレビ台の場所は壁面収納に変更してもらえました。これは個人ならではの良かったところですね。

そして台所。 間取りの中心に据えたアイランドキッチン。

毎日手作りのものをと思うようになったものの、居間の中心にあるフランクな感じのする場所ではイマイチ集中できないこともあるし、置けるものも限られます。

建築基準法の耐火の関係で、ガスコンロにはできないのでIHを選択しました。IHにはメリットしかないように思えますが、きちんと調べるともちろんデメリットだってあります。

完成後には結局、子どもに積極的に使って欲しくないと思いました。

 

価値観が変わっていくのは仕方のないことだし、受け入れるしかない。

でももう少し、住宅のことだけではなく“生きていくこと”そのものについて考えて勉強して、そして自分たちの軸がしっかりしてから家を購入できれば、1番よかったなと思います。

よくこうだったらなと思うことは、一生住もうか検討する場所の近くに、一軒家の貸家があれば一度住んでみてもよかったなぁ、ということです。

やっぱりその場所に住んで生活してみないと自分のライフスタイルにあった暮らし方は分かりません。

あれこれ計画して建てても、結局は後悔する。ならば一度家を買ったつもりになって住んでみてシュミレーションするのもいいのでは、と思いました。