リボ払いの住宅ローン審査への影響。借入可能額はどれだけ減る?

家と電卓とペン

クレジットカードのリボ払い、CMなどでもその便利さが数多く取り上げられているため馴染み深い利用方法になってきています。

この便利なリボ払い、実は住宅ローン審査の際に借入可能額(どれくらい借りれるか)に大きな影響を与えてしまいます。

クレジットカードのリボ払いだけでなく、分割払いや車のローンなど全てのローンでも同じことが言えますので、これからマイホームの購入を考えている方は特に要注意です。

そこでここでは、リボ払いや各種ローン(既存借入)が住宅ローンへ与えてしまう影響について解説していきます。

当社は東京の中央区日本橋兜町にある不動産会社です。

 

リボ払いが住宅ローン審査で借入可能額へ与える影響

ここでは住宅ローンを組む時にリボ払いをしている状態だと、どれだけ借入可能額が減るのかを分かりやすく説明します。

 

なぜリボ払いで住宅ローン借入可能額が減るのか?

考えてみれば当然のことなのですが、他の借金があった場合は住宅ローンの借入可能額はその分減ってしまいます。

実はこの減ってしまう借入可能額というのが思いの外大きいのです。

計算式が存在し、リボ払いで借りている総額が借入可能額からマイナスされるという単純計算ではなく、5万円借りていようが50万円借りていようが関係なく、月々の支払額によって同じように住宅ローンの借入可能額が減ってしまうのです。

 

年収別の借入可能額

住宅ローンはそもそもどれくらい借りることができるのか?というところから把握しておきましょう。

都市銀行(メガバンクなど)を例にあげてみます。

年収借入可能額
300万円2,110万円
400万円2,820万円
500万円3,520万円
600万円4,230万円
700万円4,940万円

※借入可能額は一般的な目安です

都市銀行の住宅ローン借入可能額になりますが、他の地方銀行や信用金庫、ネット銀行などでも借入可能額に大きく差は出ません。

まだ把握されていなかった方は物件選びの一つの目安にしてみて下さい。

 

リボ払いで住宅ローン借入可能額がどれくらい減るか

ここでリボ払い中の状態のまま住宅ローン審査を受けた場合、借入可能額にどれほど影響を与えるのかを実際に数字に表してみます。

リボ払い月々5千円・マイナス約120万円

年収当初借入可能額借入可能額
300万円2,110万円1,990万円
400万円2,820万円2,700万円
500万円3,520万円3,400万円
600万円4,230万円4,110万円
700万円4,940万円4,820万円

リボ払い月々1万円・マイナス約240万円

年収当初借入可能額借入可能額
300万円2,110万円1,870万円
400万円2,820万円2,580万円
500万円3,520万円3,280万円
600万円4,230万円3,990万円
700万円4,940万円4,700万円

リボ払い月々1万5千円・マイナス約360万円

年収当初借入可能額借入可能額
300万円2,110万円1,750万円
400万円2,820万円2,460万円
500万円3,520万円3,160万円
600万円4,230万円3,870万円
700万円4,940万円4,580万円

こうのようにみていくとリボ払い5千円につき約120万円借入可能額が減ってしまう事がわかります。

  • リボ払い毎月2万円⇒-480万円
  • リボ払い毎月3万円⇒-720万円
  • リボ払い毎月4万円⇒-960万円

本来、年収的に購入できた物件もリボ払いによって購入できないというケースはよくあることなので気をつけたいところです。

 

リボ払いの住宅ローン審査への影響を防ぐ方法

実際にリボ払いをしたら住宅ローン審査の際に借入可能額に大きな影響を与えてしまうのですが、そうなってくると物件の購入価格を大幅に下げなければダメなのか?

実はこれにはシンプルな解決策が存在します。

リボ払い中でも借入可能額を復活させる2つの方法

「どうしても買いたい物件が見つかった!」

「これを逃したら同じような物件はとうぶん出てこないだろう」

「でもリボのせいで住宅ローンをそこまで借りられない…」

リボ払い支払い中にこんなことがあるかもしれません。

こういった場合に物件を購入するには2つの方法しかありません。

  1. 住宅ローン審査前にリボ払いをまとめて完済する
  2. リボ払い完済を条件に住宅ローン審査をかける

①は最もシンプルな方法です。

残りのリボ払いをまとめて払ってしまえば、当然借金がない状態なので借入可能額は元に戻ります。

②は買いたい物件が決まってすぐに住宅ローンの審査に入った場合に「ちゃんとリボ払いを住宅ローン融資をうけるまで(引き渡しの時まで)に全部返すことを約束します」ということで審査をかけます。

この場合は「完済証明書」の提示が必要になります。クレジットカード会社へ依頼すれば発行してくれます。

 

リボ払い以外の「ローン」についても同様

上記の①②は共にクレジットカードやキャッシングの分割払いや車のオートローンやその他様々なローンにおいても同じことが言えます。

所有している車を売却して、オートローンを全部返済し、完済証明書を取得して住宅ローン審査を通過させるというのはよくあることです。

物件を購入したいがリボ払いや他のローンの支払いが残っている場合は、不動産会社や金融機関にどうすればよいのか相談して、最善の策を考えて行動してみて下さい。

 

リボ払いが住宅ローンへ影響する点を踏まえた物件購入計画を

ここまででリボ払いが住宅ローン審査において借入可能額に大きな影響を与える事と、借り入れ可能額を元に戻すにはリボ払いの完済しかないことをご理解頂けたと思います。

自ずと今後または将来的にマイホーム購入を考えている人が取るべき行動がみえてきます。

 

リボ払いはしない方が賢明

リボ払いやその他のローンなどは住宅ローンの審査に強く影響するため利用しないことが一番おすすめです。

物件購入時までに完済できていれば、その履歴をみて、

「しっかり遅延なく支払いができる人だから住宅ローンを貸しても大丈夫だ」

と、金融機関は良い判断をしてくれる側面もありますが、その分の支払った金利をマイホーム購入のための頭金に回した方が賢明な選択だと思います。

 

いつ購入したい物件が出てくるかわからない

マイホーム探しを始めるといつお気に入りの物件に出会うのかはわかりません。

「不動産は縁もの」と言われるくらいなので、明日かもしれませんし、半年後、1年後、3年後かもしれません。

そんな運命的な物件にある日突然巡り合えたとしても、その時にリボ払いの残債があり、住宅ローンが組めるかどうかわからないので、事前審査をしてみたり、カード会社へすぐに全部返済するかどうか迷っている間に、「住宅ローンを組む準備が既にできている他のお客さんに先を越されて物件を買い逃した」なんてことになってしまうかもしれません。

そういった角度から考えても、マイホーム購入を考えている場合にはリボ払いは利用しないことが一番です。

 

おわりに

リボ払いや他のローンが住宅ローンの借入可能額に大きな影響を与える事実を踏まえ、マイホームを近いうちに購入したいと考えた時から利用しないことが一番良い策です。

この時点で、もしリボ払いや他のローンの残債が残っている場合は完済してしまいましょう。

車のオートローンもどうしても車が必要な生活スタイルでなければ売却して残債の完済に充てる事も考えるべきです。

一旦住宅ローンを借りる事ができれば、その後にリボ払いやオートローンなど組むことは全く問題ありません。

住宅ローンを借りた後に、他に何のお借入をしようが個人の自由という事になります。

 

「マイホームを購入したい」と決意した時から、しっかりご家族で計画して購入に向かって進んでいくことが大切です。

我慢しなければいけないこともあるかもしれませんが、実際にマイホームに引っ越し完了後に、気持ちの良い新生活がスタートすれば、そんな我慢していた過去など忘れさせてくれるに違いありません。