「転勤になったから家を貸す」をやったらまさかの3年間空き家に


新築マンションが分譲されており、モデルルームを見学したら満足できる仕様であり価格も妥当ではないかと思い購入を決めました。契約書をかわす直前になって、会社から海外勤務(転勤)の打診がありました。

契約を中止しようかとも思いましたが、海外勤務は3年以内という条件でしたので帰国するまで借家にすることにして契約しました。新築なのですぐに借り手が見つかるかと安易に考えていたのですが、2年間、空き家になってしまいました。

 

30分ほどの所に大手メーカーの工場があり従業員も6000人もいるので借家を求めている人は多いはずですが、若い方が多いので間取りも広すぎて家賃も高すぎるのです。

中途半端な状態で安易な考えで契約してはいけないと痛感しました。

 

「転勤になったら家を貸す」を安易に考え痛い目に

当時勤務先で社宅扱いの賃貸住宅に住んでいました。業務内容から転勤や海外勤務の可能性は低いと思っていましたので、通勤時間もあまり変わらない建築中の分譲マンションは魅力的でした。

モデルルームを見て自分の家にしたいと思いました。子供は1人でしたがもう一人増えても十分な間取りでしたし、抽選の結果、希望していた部屋に当選しました。

銀行で住宅ローンの試算をしてもらい何とか返済できると思いました。不動産屋さんとの契約も順調で契約書を提出するだけになっていました。

こんな時に、突然、海外勤務の打診がありました。新規事業の準備のための海外赴任で長くても3年以内には帰国できるということでした。

 

借り手はすぐに見つかるという安易な考え

契約するかどうか迷いました。借家にすることを住宅メーカーに相談しましたが、新築であり家賃を相場にしてもそれほど簡単に借り手は見つからないかもしれないという意見でした。

3年間であれば子供の小学入学前に帰国できますし、日本とは違った経験ができることも魅力でした。また、大手メーカーの工場も近くにあることから家賃を相場レベルにすれば借り手はすぐに見つかると安易に考えました。

 

借り手は見つからず

マンションの契約が終わり住宅ローンの返済も始まりました。海外に行くまで半年ほど余裕がありましたが借り手は見つかりませんでした。住宅メーカーも新聞広告を出したりしていましたが、担当者が心配していたとおりになってしまいました。

確かに最寄りの駅を使う人は多いのですが、期待していた大手メーカーは若い人が多くて部屋数も多すぎるのです。そして何より家賃が高いのです。

せめて住宅ローン返済分だけでも良いと思って家賃を下げたのですが、子供のいる家族の方でも3交代勤務の人が多く間取りは良くても家賃が高いことにかわりがなかったのです。

 

結局、借り手が見つからないまま時間が経過してしまいました。少しづつ家賃を下げて募集を続けたのですが、1年もすると家賃が高いという風評が定着してしまったようでした。

さらに、長くても3年以内に明け渡すということも借り手が見つからなかった大きな要因でした。途中で売却することも考えましたが、2年で帰国できる目処がついたので貸すことを諦めて空き家にしておきました。

 

家を貸す場合は地域の借家事情の把握も忘れずに

帰国後は毎日の生活に満足していますが、安易に借家にして住宅ローン返済を楽にしようと思うのではなく住宅メーカーとしっかり相談して借家事情などを確認すればよかったと後悔しています。

投資目的でマンションを購入する人もおられますが、物件のある地域の事情をしっかり確認しておかないといけないことを改めて感じました。

特に、サラリーマンにとって家の購入は一生に何回も行うことではありませんから、少しでも事情が変わった時には安易な考えで契約してはいけないことを痛感しました。

神奈川県K様